◆フィジカルAIは部品産業構造を変える
フィジカルAIは産業構造に「部品の精度は低くて良い」という大変革をもたらします。
日本の言論陣は本質を見誤っている
中国の走る踊る闘うロボットを見て、「役に立たない、モーターが良くなっただけ」と評する人が多くいます。
その見方は完璧に間違っています。モーターが強力になったのは間違いありませんが、それは本質ではありません。モーターに精度が要求されなくなったのです。
強力さと精密さを両立するのは困難です。
走るロボットは、 緻密な動作をするモーターを予め想定した力学計算で精密に動作させるのではありません。
モーターの精度のばらつきも含め学習するのです。おおよその動きを予めシミュレーションしておき、実ロボットに搭載するとき、ロボットの個体差を学習し制御するのです。
日本の部品業界の未来は暗い
フィジカルAIが広がれば日本が得意とする精密部品が重要になる、というのは幻想に過ぎません。
部品のばらつきも経年変化もAIが学習して取り込みます。
人間の筋肉は人それぞれです。人はそのバラつきを学習し精密な作業ができるようになります。
センサーのバラつきも学習できるでしょう。
お気楽言論陣に惑わされず、ちゃんと未来に備えなければなりません。

