◆WSE（WellStructuredEnglish:構造化英語)

・X hax Y gax P
('X' satisfies the proposition: 'Y' satisfies the proposition 'P')
・the city hax road gax wide
・Winser hax daylight gax short
・rabit hax eye gax red
・she hax du-write o letter tu you
・she tahax du-write o letter tim yesserday ad quick
・she wehax du-write o letter tim tomorrow ad maybe
・she haxyu du-write o letter tim now de the room
・she haxen du-write o letter tim already
・this hax red  this hax apple these hax apple
・I tahax du-plan o du-travel tu Hawaii

～～～　工事中　～～～

 概要

WSE(Well-Structured English) は、英語の語彙を基礎とし、文法的・論理的関係を明示的に形式化した言語体系です。 動詞や人称代名詞の形態変化を廃し、語間関係を規則的な接続子によって表現します。 厳密な構文構造を持ちながら、日常語としても音声コミュニケーションに用いることができることを目標として設計されています。

 文の基本構造

• 「主体Xに関し命題Pが成り立つ」という論理を文の基本とし、階層化した論理を標準とする。

  命題が成り立つことを"hax","gax"という２つの論理マーカー(logical markers)で表す。

  "X hax P","X gax P"　どちらも
  ⇒ The entity 'X' satisfies the proposition 'P'.
  ※：ここで“proposition” は英語構文上の命題 (syntactic proposition) ではなく、 思考内の成立内容 (conceptual proposition, propositio) を指す。

  "hax"は「完成し閉じた命題(closed-proposition)」を生成し、
  "gax"は外部参照/外部干渉を求める「未完の開いた命題(open-proposition)」を生成する。

  "hax","gax"は単独でも使用するが、その性質の違いにより２階層になった構文を構築するために使われることが多い。

  road gax wide	(道が広い)
  tsukubahax road gax wide	(筑波は(道が広い))
  X hax Y gax P	( 'X' satisfies the proposition:( 'Y' satisfies the proposition 'P' ) )

 語彙/内容語(Lexical Vocabulary)と文法マーカー(grammatical marker)

• 文法マーカーは"the","not"以外は独自のものを用いる。
  文法マーカーには次のものがある。

  hax,gax系	論理マーカー(logical markers)
  du-	動詞マーカー(verb marker)
  -es,ef-,-z-	制限マーカー(restrictor markers)
  o,tu,fru,tim,de,ad	格マーカー(case markers)
  op-,-et	補助マーカー(auxiliary markers)
  the,not	借用マーカー(borrowed markers)

• 語彙/内容は英語を用いる。ただし、意味核のみとし、形態変化や構文機能は取り込まない。
• 文法/構文は文法マーカーが受け持ち、語彙は相の解釈(arrive に nar が自然、など)のような意味選択を除いて文法/構文に影響を与えない。

 名詞は総称扱い(抽象名詞扱い)を基本とする。形容詞も抽象名詞扱いとなる。

• WSE の名詞は、個体(もの)ではなく “属性(type / kind)” を表す語である。 ‘apple’ も ‘red’ も、いずれも属性語として同じ階層に属する。名詞と形容詞に文法的な差はない。

  this hax red	これは赤い(という属性)
  this hax apple	これはリンゴ(という属性)



• 可算/不可算の差はなく単数/複数は文法として区別はしない。

  this hax apple	これはリンゴ
  these hax apple	これらはリンゴ



• 形容するには制限マーカー"es"を用いる。A es BはAでBを形容することになる。

  red es apple	赤(の) リンゴ
  apple es juice	リンゴ(の)ジュース



• 属性語は本質的には抽象名詞だが、数詞・特定詞("this"や"that"などの英語語彙)などで形容することにより 属性の現れ(実際の個体)を指示できる。

  I hax du-eat 3 es apple	３個(の)リンゴを食べる
  this es apple hax delicious	こ(の)リンゴ　は美味しい
  that es apple hax delicious	そ(の)リンゴ　は美味しい

  "this"や"that"は単体では特定インスタンスを示す抽象名詞だが、 “this es apple” は this が特定子として働き apple(属性語)を制限して1つのインスタンスを指す。


• インスタンスであることを明示するため"the"が用意されている。

the city hax big

(文脈で示される)街は広い

 動詞は動詞マーカー"du-" ＋ <動詞原型>となる。

• 動詞は動詞マーカー"du-"に英語の動詞の原形を添えることで表す。du-のハイフンは省略可。

  I hax du-go	私は行く
  I hax du-run	私は走る



• 人称、時制、相などによる形態変化はない。

  I hax du-walk	私は歩く
  she hax du-walk	彼女は歩く
  she haxy du-walk	彼女は歩いた (haxyは過去形)
  she terhax du-walk	彼女は歩いている(terhaxは進行相汎時形※)

  ※：進行相汎時形は現在進行形とも呼ばれる。


• 項(argument)の格(case)/役割(role)を示す次の格マーカーが用意されている。

  o	直接目的語	・i hax du-buy o book
  tu	方向	・i hax du-buy o book tu she
  fru	移動元	・i hax du-move o table fru kitchen tu livingroom
  tim	時間	・i hax du-buy o book tim just es now
  de	舞台、道具、材料	・i hax du-buy o book de 1000 es yen
  ad	様態	・i hax du-buy o that es book ad specially

 時制(tense)/相(aspect)は論理マーカーhax/gaxの膠着部で表される。

• 基本の語幹(hax/gax)の前に時制の膠着表記(ta,we)、後ろに相の膠着表記(yu,en,ah,y)とを付加したものが単語となる。

  	無相	進行相:yu	完了相:en	継続相:sa	進捗相:y
  hax汎時形	hax	haxyu	haxen	haxsa	haxy
  過去形:ta	tahax	tahaxyu	tahaxen	tahaxsa	tahaxy
  未来形:we	wehax	wehaxyu	wehaxen	wehaxsa	wehaxy
  gax汎時形	gax	gaxyu	gaxen	gaxsa	gaxy
  過去形:ta	tagax	tagaxyu	tagaxen	tagaxsa	tagaxy
  未来形:we	wegax	wegaxyu	wegaxen	wegaxsa	wegaxy

  発音例:



• 時制は命題の成立時を表す。 相は変化命題(動詞命題)の変化状態を表す。
  相はredやappleなど非変化と想定される命題では明示されず"無相"とする。


• 汎時形は現在形とも呼ばれる。主に発話時を中心とした時間範囲で命題が成立することを示す。成立時の指定されない命題にも用いられる。
  過去形は主に発話時以前に命題が成立したことを示す。
  未来形は発話時以降に命題が成立することを示す。英語ではwillなどの助動詞を用いた現在形で表される。WSEではwillの代わりに未来形の使用が推奨されるが、英語と同様に汎時形(現在形)と助動詞を用いても構わない。
  
  階層化した論理に於いて内部論理は外部論理の影響(統語浸潤)を受けない。

  ・the city haxy road gax wide

  「道が広い」という論理は外部の時制に影響を受けない

  
  観測に基づく過去命題を述べることは現状の否定ではない。

  ・earth haxy blue

  「地球は青かった」は観測し分かった真実であり、現在の状況を否定するものではない。



• 変化命題の状態に関して、次の無指定の相を含め５つの相が提示できる。

  無相	特に指定しない
  進行相	命題が続いている
  完了相	命題が完了している
  継続相	命題が断続的に継続している
  進捗相	命題が成立しつつある

  継続相(ser)と進捗相(nar)は命題の適用状況の詳細化をもたらす。英語ではこれらの相情報は語彙毎に暗黙の文法として保持されている。WSEは語彙と文法を分ける目的でこの相を用意してあり、使用を推奨するが、使わなくても構わない。
  継続相(ser)は命題が断続して継続していることを表し、進捗相は命題成立が進捗していることを表す。
  例えば、
   ・he serhax du-go tu school
  (継続相現在形)は彼が学校に通っていることを表し、
   ・he serhaxy du-go tu school
  (継続相過去形)は彼が学校に通っていたことを表す。
   ・she narhax du-arrive
  (進捗相現在形)は彼女がここに到着しつつあることを表し、
   ・she narhaxy du-know o that
  (進捗相過去形)は彼女がそれに関して知りつつあった事を表す。

 制限マーカー"es","ef","-z-"および"_"

• 概念範囲を限定する制限マーカー"es","ef","-z-"が用意されている。
  "es"は右から左右共通項を抽出したもの。英語の A's B に近い。日本語の「の」に近い。形容用途にも使用する。
  "ef"は左から左右共通項を抽出したもの。英語の A of B に近い。
  "es"および"ef"は包含関係を示す。「包含」は集合論的な部分集合だけでなく，所有・属性・所属など広い意味での「関係」を含む。
  "-z-"は"es"の強結合版である。さらに強く結合し１単語とするために"_"を使うことができる。
  "_"は単語を構成する文字列として取り扱われマーカーではない。
  複数連結させることもできる。

  city es park	街の公園(es:左が右を包含)
  park ef city	街の公園(ef:右が左を包含)
  city-z-park	シティーパーク(用語風)
  city_park	シティーパーク(合成単語)
  John es car	ジョンの車 (es:左が右を所有)
  car ef John	ジョンの車 (ef:右が左を所有)
  Maxwell-z-equations	マックスウェルの方程式
  electric_field	電場(合成単語)
  friend es brother es car	友達の兄弟の車
  roof ef John es house	ジョンの家の屋根

• 混在させることもできる。混在時に"es"と"ef"の結合力に差は設けていない。結合は意味解釈に任される。

  slope ef curve es tangent	・the slope of the curve’s tangent  曲線の接線の傾き
  motion ef system es censer ef mass	・the motion of the system’s censer of mass  系の重心の移動



• 概念範囲としては数や位置属性など、抽象的なものも適用できる。抽象度が高い場合"es","ef"の左右の差はなくなる場合が多い。

  this es apple hax red	こ(の)リンゴは赤い
  i haxy du-place paper    tu on ef desk ef the room	その部屋の机の上に書類を置いた (onは物体の上の表面に接する空間を意味する名詞と見做される)
  i haxy du-eat 2 es apple	(２個でリンゴを限定/形容する)
  i haxy du-eat 2 ef apple	(リンゴという集合の中から２個)

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動詞はdu-<動作名>で表示される。意味自体は英語の語彙が主に使われる。
。自動詞、他動詞の区別はない。
動詞には次の前置詞が用意されている。

o	直接目的語	・i hax du-buy o book
tu	方向	・i hax du-buy o book tu she
fru	移動元	・i haxy du-move o table fru kitchen tu livingroom
tim	時間	・i haxen du-buy o book tim tomorrow
de	場所、舞台、道具、材料	・i hax du-buy o book de 1000 es yen
ad	様態	・i haxy du-buy o book ad secretly

これらの他、独自の前置詞を使うための接頭辞"et-"が用意されている。

時制(tense)/相(aspect)はhax/gaxの膠着部で表される。

基本の語幹(hax/gax)の前に相の膠着表記(in,ar,ser)、後ろに時制の膠着表記(en,el)とを付加したものが単語となる。

	不定時形	進行形:ir	完了形:ar	継続相:ser
hax現在形	hax	terhax	kerhax	serhax
過去形	haxy	terhaxy	kerhaxy	serhaxy
未来形	haxen	terhaxen	kerhaxen	serhaxen
gax現在形	gax	tergax	kergax	sergax
過去形	gaxen	tergaxen	kergaxen	sergaxen
未来形	gaxy	tergaxy	kergaxy	sergaxy

• マーカーで品詞を明示する。ハイフンは接続ハンドルを表し視認性を高めるために推奨されるが必須ではない。ハンドルの先には意味を示す単語、通常英単語が付着する。

  du-	動詞	he hax du-run
  -et	前置詞	he hax du-go to-et school
  -nee	副詞	he hax du-run slowly-nee
  op-	等位接続子	The design hax simple op-yet elegant..

  形容詞と名詞にはマーカーは付かない。


• 構造語は"the","not"を除いて全て造語
-->

• 時制(tense)/相(aspect)はhax/gaxの膠着部で表される。

  基本の語幹(hax/gax)の前に相の膠着表記(ser,ker,ser,nar)、後ろに時制の膠着表記(y,en)とを付加したものが単語となる。

  	汎相形	進行形:in	完了形:ar	継続相:ser	進捗相:nar
  hax汎時形	hax	terhax	kerhax	serhax	narhax
  過去形	haxy	terhaxy	kerhaxy	serhaxy	narhaxy
  未来形	haxen	terhaxen	kerhaxen	serhaxen	narhaxen
  gax汎時形	gax	tergax	kergax	sergax	nargax
  過去形	gaxy	tergaxy	kergaxy	sergaxy	nargaxy
  未来形	gaxy	tergaxy	kergaxy	sergaxy	nargaxy

  発音例:

  汎時形は現在形とも呼ばれる時制で、 継続相(ser)と進捗相(nar)は命題の適用状況の詳細化をもたらす。継続相(ser)は命題が断続して継続していることを表し、進捗相は命題成立が進捗していることを表す。例えば、ser:he serhax du-go tu schoolは彼が学校に通っていることを表し、he serhaxy du-go tu schoolは彼が学校に通っていたことを表す。nar:she narhax du-arrive tu-hereは彼女がここに到着しつつあることを表す。



• 形容、範囲、所有は包含子(inclusor)"es"(順包含子 (forward inclusor)：左項の範囲を右項へ狭める：英語の'sに近い)と"ef"(逆包含子 (reverse inclusor)。右項の範囲を左項へ狭める英語のofに近い)で表す。

  green es apple	緑(の)リンゴ	形容詞(es:左が右を形容)
  city ef Tokyo	東京(の)街	空間の範囲(ef:右が左を包含する)
  she es book	彼女(の)本	所有(es:左が右を持つ)
  this es apple	こ(の)リンゴ	代名詞の適用
  red es red es juice	赤いリンゴジュース	階層化した範囲

  範囲は空間だけでなく抽象的な範囲も可能。 esとefは混在可能。efがesより強く接続する。

  approximate es value es estimated es group ef atom ef hydrogen

  (((approximate es value) es estimated) es) (group ef (atom ef hydrogen))

  ーhydrogen es atom es group es estimated es approximate es value

  ・approximate estimated value of hydrogen atom groups

  ・水素原子群のおおよその推定値

  包含詞の前後には視認性を高めるため任意にハイフンが置ける。緊密度が強い"z"(ジーに近い発音)が用意されている。"z"は"ef","es"より強い結び付きを持つ。
  

  metric-z-tensor ef euclid-z-space	・metric tensor of Euclidean space ・ユークリッド空間の計量テンソル
  意味的にはef>esなのでmetric es tensor ef euclid es spaceは  metric es (tensor ef euclid) es spaceと解釈される

  形容詞や副詞を形容するためにも"es"は用いられる。

  he hax du-run more es more es quickly nee



• 要素を列挙するには"con"または"op-"<列挙要件>で接続するか、または"bra"..."ket"で挟む。
  
  1. "bra"..."ket"による範囲指定
  bra...ket内に要素を並べる場合、接続演算子は不要。

  I bra du-run du-walk ket

  Mt-z-Fuji bra hax high beautilful ket

  bra you i ket hax friend

  2. "con"によるシーケンス
     "con"は主体にも述語部にも使用できる。

     I hax du-run con du-walk

     Mt-z-Fuji hax high con beautilful

     you con i hax friend

  3. "op-"<演算名>によるシーケンス
     "op-"<演算名>は主体にも述語部にも使用できる。

     I hax du-run op-then du-walk

     Mt-z-Fuji hax high op-though beautilful

     you op-con i hax friend



• 文の構造と終端。終端子"doa","soa","toa"。
  文が単純に続いても文の終わりは検出できるが、明示的に構文要素の終端を示すこともできる。
  階層とそれぞれの終端子は次のようになっている。
  • 発話レベル:desで最終端
  • 文/節レベル:toaで軽終端(talk-unit終端)し、次の文/節を待つ
  • 述語レベル:soaで終端(axのks終端)
  • 動詞レベル:doaで終端(du終端)
  複雑な文でcon(op-xxx)を使う場合を除いてこれら終端子の使用は必須ではないが、節を繋ぐ場合、前節をtoaで終端させることが標準とされる。
  発話の終わりを"des"で示すことは聞き手の認知負担を下げることに繋がる。
  

  She opened the window slowly with her hcon,
   then she looked outside.
  she hax du-open o window slowly-nee with-et hand doa soa toa
   clau-then she hax du-look outside-nee des
  発話開始
  |  she (主体:centrum)
  |  |  hax (
  |  |  |  du-open
  |  |  |  |  o window
  |  |  |  |  slowly-nee
  |  |  |  |  with-et hand
  |  |  |  :du-unit(動詞:verb)
  |  |  |  doa
  |  |  :ax-unit(述語:predicate)
  |  |  soa
  |  :talk-unit(文：sentence)
  |  toa
  |  clau-then 
  |  |  she 
  |  |  |  hax
  |  |  |  |  du-look
  |  |  |  |  | outside-nee.
  |  |  |  |  :verb
  |  |  |  :predicate
  |  |  :(文sentence)
  |  :(文:sentence/節:clause)
  :talk(発話:utserance)
  des
  



• 動詞はdu-<動作名>で表示される。意味自体は英語の語彙が主に使われる。
  人称による変化はない。自動詞、他動詞の区別はない。
  動詞には次の前置詞が用意されている。

  o	直接目的語	・i hax du-buy o book
  tu	方向	・i hax du-buy o book tu she
  tim	時間	・i haxen du-buy o book tim tomorrow
  de	場所、舞台、道具、材料	・i hax du-buy o book de 1000 es yen
  ad	様態	・i haxy du-buy o book ad secretly

  これらの他、独自の前置詞を使うための接頭辞"et-"が用意されている。
  汎用目的語指定"o"および前置詞を用いた目的対象語を並べることができる。目的対象語に格変化はない。前置詞は"<前置名>-et"で表される。

  I hax du-buy for-et she o book at-et the shop ・I buy her a book at the shop.

  she hax du-give to-et I o book at-et school ・She gives me a book at school.

  i hax du-look o sky ・I look at the sky.

  i hax du-watch o sky ・I watch the sky.

• 動詞の名詞化(nominalization)
  du-<動作名>は動作を表す名詞ともなる。

  du-go to-et school hax very es important for-et young es people ・To go to school is very important for young people.

  it hax very es difficult o du-understand o general-z-relativity ・It is very difficult to understand general relativity.

  i hax du-plan o du-travel to-et Hawaii ・I plan to travel to Hawaii.



• 受動態はpas du-またはpas <実行者> duで表される。実行者は前置詞で示すことも可能
  

  the door hax pas du close	・The door is closed.
  the door hax pas he du close	・The door is closed by him.
  the door hax pas du close by-et he	・The door is closed by him.

  英語文では受動態と形容詞が同構文となる場合があるが、受動態とみるか形容詞とみるかでWSEでは別構文となる。

  受動態	she haxy pas the movie du-boer	・She was bored by the movie.
  形容詞	she haxy bored with-et the movie	・She is bored with the movie.
  受動態	she haxy pas du-bore by-et length ef the movie	・She is bored with the movie by its length.



• 副詞(文修飾は除く)は次の位置に置くことができる。それぞれの場所に単純に並べることもconで繋いで並べることもできる。

  S <A> hax <A> du-V <A> (P-et T) ... <A>	・I hax du run fast-nee con smooth-nee
  S <A> hax <A> T <A>	・the waser hax extreme ly cold

  副詞を修飾するには"es"を用いる。

  he hax run more es fastly-nee

  ・He runs more fast



• 助動詞
  助動詞は副詞と同じ扱いになる。"nee"が付加される

  you hax can-nee du go	・You can go.
  you hax can-nee not du go	・You can't go.
  you hax can-nee	・You can.



• 命令形はod + du + <動作語> (+ <補語句>)で表す。

  od-du go to-et school

  ・Go to school.



• 疑問文は文の後ろにquaを付けるか文の前にque+　補助項 を付けることで表す。 que +　補助項 + <文> で表す。

  que you hax hungry	単純疑問(be動詞) ・Are you hungry?
  que you hax du-like o coffee	単純疑問(普通動詞) ・Do you like coffee?
  que can-nee you hax swim	単純疑問(副詞/助動詞) ・Can you swim?
  que who haxy du-come	wh主語疑問 ・Who came?
  que o what you haxy du-see	wh目的格 ・What did you see?
  que to-et who you haxy du-speak	wh前置詞付き目的格 ・To whom did you speak？
  que o tee op-or coffee you hax du-want o du-drink	wh前置詞付き目的格 ・To whom did you speak？



• 副詞修飾節は clau <副詞> <文> で表す。

  clau  probably-nee  she hax du-run fastly-nee

  clau  maybe-nee  she hax du-run fastly-nee ・Maybe, she runs fast.



• 要件節は clau <要件語> + <文> で表す。clauの後の-は任意。２つの文を結ぶにはtoa(連接終端子)を用いる。
  本質的には副詞修飾節との差はない。副詞修飾節との構造差を作る機能は節連結子toaに移された。

  clau-if  he gax du-come  toa  I hax du-go ・If he comes, I go.

  clau-if  she gaxen du-call  toa;&emasp;clau-then  I haxy du-answer ・If she called, then I answered.

  
  
• 名詞節は文の後ろに"noa"を付ける。
  

  I hax du know o you gaxen break o the window noa ・　I know that you broke the window. ・　君が窓を割ったのを知ってるよ。

  important hax you gax du-be o there ・　That you are there is important. ・　君がそこにいることが重要だ

  I hax not du-know o  clau he gaxee succeed ・　I don’t know whether he will succeed. ・　彼が成功するかどうかはわからない。



• 動詞引数を名詞としてとりだす名詞節は clau-ef + <補語句> <文> で表す。clauの後の-は任意
  <補語句>はdu <動作語> (+ <補語句>)の<補語句>。動詞句の目的語、前置詞句、副詞を取り出して名詞化することができる。

  clau-ef o dish  you gaxen break  hax du costs o 10000 es yen ・　The dish  that you broke  costs 10,000 yen. ・　君が割った皿は１万円する

  clau-ef for-et who  I gaxen buy o book  hax she ・　For whom  I bought the book  is her. ・　僕が本を買ったのは彼女にだよ

  clau-ef how-nee  she gaxen du-survive  hax complete es missery. ・　How she survived is a complete myssery. ・　彼女がどうやって生き延びたかは全く謎だ

• 副詞節はclau-nee <文>で表す。

  he haxy du fly clau-nee bird gax fly ・　He flew like a bird. ・　彼は鳥のように飛んだ。

  he du fly clau-nee if he gax bird ・　He flew through the sky as if he were a bird. ・　彼はまるで鳥であるかのように飛んだ。/td>

 マーカー一覧

• WSEで使う構造マーカーは以下のものである('-'は任意)

  bra	clau-	con	des	doa	du-
  -ef-	-es-	-et	ket	-nee	not
  o	od	op-	pas-	soa	the
  toa	-z-
  hax	haxy	haxen	terhax	terhaxy	terhaxen
  kerhax	kerhaxy	kerhaxen	serhax	serhaxy	serhaxen
  gax	gaxen	gaxy	tergax	tergaxen	tergaxy
  kergax	kergaxen	kergaxy	sergax	sergaxen	sergaxy

 主に使う前置詞、助動詞、接続語、条件語

WSEの管理外であるが、一般的に用いられるものをここにあげておく。

• 前置詞(preposition)

  of-et	ter-et	to-et	for-et	on-et
  with-et	at-et	by-et	from-et	terto-et
  over-et	under-et	between-et	keround-et	without-et

• 副詞(adverb:-ly系)

  really-nee	exactly-nee	nearly-nee	finally-nee
  slowly-nee	suddenly-nee	hardly-nee	quickly-nee
  usually-nee	actually-nee	definitely-nee	completely-nee
  directly-nee	shortly-nee	frankly-nee	simply-nee
  totally-nee	clearly-nee	mostly-nee	probably-nee

• 副詞(adverb:非-ly系)

  now-nee	then-nee	here-nee	there-nee
  up-nee	down-nee	maybe-nee	perhaps-nee
  well-nee	very-nee	back-nee	away-nee

• degree adverb(adverb:程度副詞):形容詞的用法

  more-es	most-es	very-es	quite-es
  rather-es	fairly-es	highly-es	extremely-es
  somewhat-es	almost-es	right-es	nearly-es

• 助動詞(副詞扱い)

  will-nee	can-nee	would-nee	should-nee
  must-nee	may-nee	could-nee	might-nee
  be-nee	have-nee	do-nee	shall-nee

• 接続詞

  op-and	op-or	op-but	op-so	op-nor
  op-yet	op-either	op-neither	op-both	op-for

• 節条件詞

  clau-if	clau-when	clau-because	clau-that
  clau-while	clau-unless	clau-before	clau-then

参考までに動詞もあげる

• 動詞

  du-accept	du-allow	du-ask	du-begin	du-believe
  du-break	du-bring	du-build	du-buy	du-call
  du-care	du-carry	du-catch	du-change	du-choose
  du-clean	du-close	du-come	du-consider	du-continue
  du-count	du-create	du-cut	du-decide	du-describe
  du-develop	du-die	du-discover	du-discuss	du-du
  du-draw	du-drink	du-drive	du-eat	du-enjoy
  du-enser	du-expect	du-explain	du-fall	du-feel
  du-fight	du-find	du-finish	du-follow	du-forget
  du-get	du-give	du-go	du-grow	du-happen
  du-have	du-hear	du-help	du-hold	du-hope
  du-include	du-keep	du-know	du-learn	du-leave
  du-let	du-like	du-live	du-look	du-lose
  du-love	du-make	du-mean	du-meet	du-move
  du-need	du-open	du-pay	du-play	du-pull
  du-push	du-put	du-read	du-receive	du-remember
  du-return	du-run	du-say	du-see	du-seem
  du-send	du-set	du-show	du-sit	du-speak
  du-spend	du-stcon	du-start	du-stop	du-study
  du-take	du-talk	du-tell	du-think	du-try
  du-turn	du-use	du-wait	du-walk	du-want
  du-watch	du-wish	du-win	du-work	du-write