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◇恵美子、ごらん。This is an apple.だ

恵美子,ごらん
トリロバイトだ
Emiko. Look at this.
This is a trilobite.

VS.

What is this?
This is an apple.
これは何ですか?
これはリンゴです

 インスタンスの存在を話者は意図しているか

冒頭の「トリロバイトだ」は1954年版映画「ゴジラ」劇中で大戸島で調査中の山根博士が三葉虫を見つけ手に取って言ったセリフです。トリロバイト(三葉虫)の実体が目の前にあることを示す意図を持った発言です。

英語字幕はありませんが、訳すとすると、まさに「This is a trilobite」と実体があることが重要でありそれを示す発言になると考えます。

これに対し、「これは何ですか?」「これはリンゴです」はその実体があることを言いたいのではなく、それがリンゴという型だと言いたいのです。
This is redと殆ど変わりません。

このaの持つ実体感、インスタンス感が「これは何ですか?」「これはリンゴです」シチュエーションではどうにもしっくりこないのです。

もちろん、英語には型という概念を論理的に文章内に取り込む機能がなく、インスタンス表示をするのは仕方ないということは分かりますが、本当に英語話者はなんの違和感もなくaを使えるのでしょうか?

 apple VS watermelon

昔「スイカを食べたい」は「I want to eat some slices of watermelon」と言う必要があると習った気がするのですが、今は「I want to eat watermelon」でいいようですね。可算名詞とも非加算名詞ともなるらしい。

appleも食卓に丸ごと乗るのではなく切って出てくることが多いので、そのうち「I want to eat apple」でよいようになるでしょう。 可算名詞とも非加算名詞ともなり、特にインスタンスを強調したい分けではない場合「This is apple」で良くなる。。。。といいなあ。

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