« ◇ダッシュボードの反射防止2 | トップページ | ◆HTML:ボタン型のラジオボタン »

◆地形図標高を色相で表示

 標高を色相で表す地図

「スーパー地形」アプリには標高を単純な等高線ではなく標高毎に色を割り当てて塗りつぶす機能があります。10色で一巡する色相を割り当ててみました。

色相バーを表示

 表示例 松本盆地(安曇野)と長野盆地

ずっと 安曇野(松本盆地)の水は糸魚川(姫川) に流れて行っていると思っていました。
信濃川(長野盆地)との間には山脈があるからです。
普通の地図 では分かりづらい高低差が 100m毎に色分けされた色相表示 では 安曇野と長野を結ぶ谷間 があり 安曇野の水が信濃川へ流れる であろう事が視認できます。

盆地,河川域表示   安曇野⇒谷   川(水)の流れ表示

安曇野の標高はおおよそ500m(黄色)で長野盆地の標高はおおよそ300m(表示は緑)です。 安曇野から長野盆地へ間の山を貫く谷間はで500m(黄色)-400m(黄緑)です。

糸魚川という川はなく、糸魚川市を流れるのは姫川といいます。

 安曇(松本盆地)部拡大

盆地部は勾配が小さいので 立体表示された地図 であっても傾斜を認識しづらくなっています。 これに対し 標高色相図 では勾配が分かりやすく水の流れも把握しやすくなります。

全体:

zoom1:

zoom2:

色相バーを表示

 プリセット色相と今回作成した色相

青水緑黄橙赤紫の7色を1m毎に繰り返し割り当てていくと、7m毎の縞模様ができます。 標準では7色繰り返しの設定が用意されています。

7値での繰り返しは視認性が悪いので今回10色の繰り返しパターンを作成しました。

例えば1m単位の標高表示では黄色は5m,15m,25mといった形で必ず'5'の値となります。
100m単位の場合黄色は500m,1500m,2500m,3500mを表します。

 パレット定義フォーマット(.pal形式)

標高色パレットは「カシミール3D pal形式」で定義され、テキストで記述されます。

 データとプログラムのダウンロード

パレットは「スーパー地形」のGUIで変更することも、ファイルをエディタで修正して読み込ませることもできます。
しかし、行数が多くなるのと、値の調整が困難になるため、プログラムを作成しました。

プログラムとパレットファイルを en_pals.zipに置きました。

 標高パレットを定義しAndroid/iPadで読み込む

作成した「標高パレット」はOneDrive,iCloudDriveを介して「スーパー地形」アプリで読み込むことができます。

 Androidに読み込む

 iPadに読み込む

|

« ◇ダッシュボードの反射防止2 | トップページ | ◆HTML:ボタン型のラジオボタン »