◇雨雲レーダーとナビ

車載スマホ用雨雲レーダーアプリ
車移動中常に雨雲の状態をモニタできればいいなと、いくつか「雨雲レーダー」アプリを試してみました。
車内では音楽再生用にスマホを使っており、あまり画面は見ないので、画面に「雨雲レーダー」を出すこととしました。
(◆地形図ナビで河岸段丘を走り、体感する。参照)
見た目(ボタンの色がピンク)が好きにはなれないのですが、機能面で「雨ですかい」というアプリを導入しました。

雨雲レーダー、自動車位置の自動反映
雨雲レーダーの情報は1分間隔で表示が更新されます。自動車位置も反映されます。
ただし、元データは5分間隔での並びとなっていますので、表示されるのは、現在時刻から数分後の場合もあります。

情報の時間表示
気象庁が公開しているデータ(この項少しあやふや)と表示
雨雲レーダー情報は気象庁で公開されています。
5分毎の画像情報です。過去と未来予測も用意されています。
「雨ですかい」ではこの情報を元に現在時刻から最も近い未来の情報を現在時刻からの差(何分後)を示し表示します。

気象庁のデータは20分に一回更新されるようです。(正確には分かりません)
気象庁のデータが更新されれば、それに従い表示されます。
他の多くのアプリの表示
他の多くの「雨雲レーダーアプリ」では気象庁のデータを、実時刻を追うことなく表示します。
その結果、例えば10:15になっても「現在」の雨雲表示は10:00の画像となります。
これはきわめて馬鹿げた仕様です。10:15に10:00の情報を「現在」と言われて見せられても混乱を呼ぶだけです。
この手のアプリでは、例えば、
・情報の現在が10:00
・実際の現在が10:15
の場合、
・実際の現在の状態を見るには
15分後を指定する
必要があります。
ほぼ、役立たずのアプリと言えます。
Yahoo天気を使って、直ぐそこに雨雲が来ているのに気付かずひどい目にあいました。「現在」を「現在」にして欲しいと要求は出しましたが、修正される様子は今のところありません。
各種アプリ
幾つかのアプリの特徴を載せます。
名称 | 現在時 | 雨雲画面 | 位置反映 | 雨雲反映 | 動画 | 時刻指定 |
---|---|---|---|---|---|---|
雨ですかい | 反映 | 起動時 | 自動 | 自動 | 可※1 | 可 |
気象庁レーダー | 反映 | 起動時 | 自動? | 自動? | 動画のみ | 無し |
ウェザーニュース | 無視 | メニュー | 手動 | 手動 | ドラッグ | 無し |
Yahoo天気 | 無視 | 起動時可 | 手動:※2 | 手動 | 可※3 | 無し |
NHK防災 | 無視 | メニュー | 手動 | 手動 | 可※3 | 無し |
tenki.jp | 無視 | メニュー | 手動 | 手動 | 可※3 | 無し |
無視: 誤解を生み、全く役に立たない。なぜ、この仕様なのか理解不能
※1 : 動画は出せるが、運転中の確認向きではない
※2 : 自動反映は仕様としてはあるようだが、機能しない
※3 : 流すと最終時刻で画面固定。使い物にならない
基本的に「現在」が実際の現在を意味しないアプリ(表では無視としている)は間違いの元なので使うべきではない。
現状「雨ですかい」と「気象庁レーダー」以外に現在が現在という当然の仕様を持つアプリは見つかっていない。本当に謎!
気象庁レーダー」は立ち止まって確認するにはデフォルトで動画による未来表示となっているので分かりやすい。しかし、車では瞬時判断しかできないので使えない。
ここには挙げなかったが、海外製のアプリは、過去の情報しか表示しない仕様となっている。過去の動きから利用者が未来を予測しろというのだろうか?意味が分からない仕様。
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