◇地形図カーナビの各種合成地図表示
地形図ナビ「スーパー地形図」
前の記事 「◆地形図ナビで河岸段丘を走り、体感する。」 に載せたナビアプリ「スーパー地形図」は、単純な陰影起伏図や通常の2次元地図だけではなく、それらを合成した表示もできます。
陰影起伏図に航空写真を重ねるとより地理空間が把握しやすくなります。
特殊な地図表記として、標高を高さ5m単位で一回転する色相にマッピングしたものもあります。
合成地図
地図合成は次の手順で行います。
地図メニュー
〇その他 >
自分で重ねる地図 >
三
登録/修正
名称 [陰影写真]
地図#1 [陰影起伏図]
濃度 [ 100% ]
色 [元色]
重ね方 [乗算]
地図#2 [空中写真(シームレス)]
濃度 [ 50% ]
色 [元色]
地図を合成した例を示します。
基本地図(狭山丘陵:陰影起伏図)
基本地図(狭山丘陵:航空写真)
合成地図(狭山丘陵:陰影起伏図+航空写真)
陰影起伏図:100%/空中写真(シームレス):50%
合成地図(多摩川河岸段丘:陰影起伏図+航空写真)
陰影起伏図:100%/空中写真(シームレス):50%
合成地図(多摩川河岸段丘:陰影起伏図+国土地理院平面地図)
陰影起伏図:100%/地理院地図(平面):100%
標高色相表示
標高を5m毎に色相表示させることができます。<
同じ標高の面が同じ色の連続面で示されています。1波外れた同色は5mの差となります。
国土地理院地図と色別標高図を重ねます。
地図メニュー
〇その他 >
自分で重ねる地図 >
三
登録/修正
名称 [標高相地図]
地図#1 [地理院地図(平面)]
濃度 [ 100% ]
色 [元色]
重ね方 [乗算]
地図#2 [色別標高図]
濃度 [ 5% ]
色 [パレット]
パレット[干渉縞1m]
標高色相表示(狭山丘陵)
標高色相表示(多摩川河岸段丘)
平面、標高色相表示、陰影(甲府盆地)
普通の地図では分かりづらい甲府盆地の高低差も
標高色相表示では次のようになります。
南アルプス市の巨大扇状地が良く分かりますし、
盆地の水のはけ口が左下の富士川になっていることも分かります。
この図を見て、甲府盆地から富士川の流れに沿って駿河湾まで「車で」行ってみたいと思ったあなた。危険な地形マニアです。いないか。
「陰影起伏図+航空写真」では次のようになります。
甲府盆地から駿河湾まではこんな感じです。
こんな感じで運用
前の記事 「◆地形図ナビで河岸段丘を走り、体感する。」 当時は白パネルのiPad-miniだったのですが、少し新しい中古の黒い細ベゼルものに置き換えました。
大きな問題点。
iPadの固定用に磁石が用いているため、方向三角マークがデタラメになってしまっています。
三角マークを消すか、できればiPadの方位ではなく、移動により方位を決めてもらうモードがあればいいのですけどね。
それとiPadの謎の仕様なのですが、画面をoffにしてUSB電源を抜くと画面がonになります。意味が分かりません。
もう一つ、前のiPadでは問題なかったのですが、このiPadは時々ピヨンというような音を出します。何を言いたいのかさっぱり分かりません。止め方も今は分かっていません。
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