◆FIT4荷室面一(つらいち)化。しかも。


荷室の段さ解消
HONDAのコンパクトカーFIT4 e:HEVの荷室には段差があり、使いにくいものとなっています。
段は5cmあります。段の頭から、荷室の終わりまでの長さは50cm。荷室の幅は1mです。
50cm×1m、深さ5cmの窪みがあるような形です。


この窪みを埋め荷室を面一(つらいち)化しました。

荷物を奥まで無理なく入れられるようになりました。
出し入れ口との段差もなくなり、出し入れが楽になりました。
しかも
サブウーファーを導入したかったのですが、FIT4は座席の下が詰まっており、邪魔にならない形で設置できそうにありませんでした。

そんな中、カロッツェリアのTS-WH1000Aというサブウーファが厚さが4.5cmで丁度、窪地に収まりそうでした。
これが収まる大きさの板に柱を付け、上に黒いタイルカーペットを張り付けたものを作り、サブウーファに被せる形で設置するようにしました。
サブウーファからは横四方に音が出るので、その邪魔をしないように柱構造としています。
サブウーファの高さは4.5cmですので丁度窪地の5cmで良いのですが余裕を見て柱の高さは5.2cmとしました。

木材はホームセンターで購入時に切断加工してもらいました。
柱は木ねじと木工ボンドで止めました。板の厚さは2.5mmです。さらにカーペットが2mm厚ですので、全高は5.75cmとなり、窪地の深さよりは若干高くなっています。
板は49.5cm×36.5cmです。前方と後方にスタイロフォームで壁を作りました。
低音なのでカーペットの蓋を通して音は出るとは考えていますが、左右に一応ポート穴があります。とはいえこのポートが音に影響するかどうかは分かりません。

荷室の後端にはその形にそった詰め物をしています。スタイロフォームを成形し、上に同形にくりぬいたカーペットを張ったものです。
スタイロフォームはカッターで切断できます。熱線による発泡スチロールカッターでも切断可能です。
隠れる場所ですのでカーペットを張る必要はないのですが、木製蓋との段差をカーペットで調整しました、

スタイロフォームは水色でとても目立つので黒塗料で塗りました。カーペットの切り口も白く目立つので黒く塗ってあります。

蓋となるカーペットも荷室の形に合わせてカットしています。

しかもー2
後部座席を倒すことにより、荷室と連なった空間を作ることができます。

助手席を前に移動させることにより、30cm空間が延ばせます。ただし、隙間ができます。
隙間は四角い空間ではなく前方が高く、しかも狭くなっています。
折り畳みの踏み台(高さ30cm,幅32cm,奥行24cm)が丁度嵌りました。その上にカーペットを被せました。
カーペットはべニア板で裏打ちし、さらにゴム板を接着して踏み台からずれないようにしています。

これで175cm程の平らな空間を作ることができました。寝袋などを持ち込めば車内泊も可能です。

横から見るとこうなります。

使わない時の踏み台もカーペットも荷室の窪地に収めることができました。


ウーファーとともに蓋をして次のような形での運用となります。

サブウーファの調整
スピーカはディーラーオプションの「ハイグレードスピーカーシステム」に置き換えました。
しかし、オーケストラの再生では低音がストンと落ちている感じで、豊かさの無いつまらない響きになってしまいました。
イコライザーで低音を持ち上げても、ボンボンという感じにはなっても、自然な音にはなりませんでした。
そこでサブウーファを追加した訳ですが、自然な感じにするには調整が必要でした。
2つのAndroidアプリを用いて、調整をしました。
- 周波数ジェネレータ
- spectroid
グラフの赤線が、ピーク値です。これができるだけ平らになるように、カーナビのイコライザーの調整を行います。

サブウーファ無しでは100Hz以下のレベルが下がっているのが分かります。イコライザーで持ち上げても、サブウーファ無では100hz付近が盛り上がるだけでした。
ソースはBluetooth結合であり、音を拾うのはスマホなので、どこまで正確なものかは分かりません。
比較のため自宅のステレオシステムのデータをとってみました。
スーパーウーファを入れてあります。30Hzあたりも結構出ています。
さすがにカーオーディオよりは滑らかです。

少し調整してみました。バランスは改善されましたが、根本的に部屋のステレオに比べとても安価なシステムですし、車という環境の悪さもあって、イコライザーの調整程度では、そうそう素晴らしい音とはなりません。
高域の乱れが耳につくこともあり、若干高域を下げ気味にしています。グラフでは部屋に比べ低域が持ち上げられているように見えますが、音楽を再生すると、部屋の方が豊かな低音となります。

ナビの機能で自動調整(AUTO TA&EQ)を行うと次のようになります。

残念ながらざらついた音にしかなりません。車なので仕方ないか、あるいはもう少し高級なスピーカーに変える必要があるのか。
なお、ナビはハイレゾ対応ですが、SDカードによるハイレゾ再生とbluetooth(多分AAC)による再生は殆ど変わりません。
メモ
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