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◇したたか;自分で言うかい?

 「したたか」とは

「したたかさ」とは外的要因の変化に負けない強さを意味します。

「負けない/折れない」ことであって「しなやかに対処する」ことでも「凛として姿を変えない」ことでもありません。

つまらない事に拘って変化に対応できずダメになってしまうのは馬鹿げていますし、君子豹変すという言葉もあります。

「臨機応変」だと戦術変遷であるのに対し「したたか」だと戦略転換といった"感じ"も受けます。 

生き抜くことの重要性を認識した生き方とも言えます。

 しかし、自分で表明するのは。。。

「したたかさ」そのものは良い/悪いの評価を含有しません。

しかし、自分で「これからはしたたかに生きるぜ」などと表明した場合はどうでしょう?

明らかに、信念や誠実さより利益や保身を重視して生きるという宣言となります。
けっして良い意味にはなりません。

もし、総理総裁を狙う立場の政治家が「したたかな外交政策をとる」と表明したらどうでしょう?

おそらく毅然とした態度を通すのではなく、指針を示すこともなく、その場その場をたとえ嘘をついででも乗り切り、国益を損なうことはしませんよ宣言と解釈すべきでしょう。

つまり「ウソをつくかもしれず、信用に足る行動はとらない」ということです。
結果としてそうなる事はあったとしても決して自らそのようなことを予め口にしてはいけないのです。

海外が、このおおよそ信頼することの不可能な宣言をどのようにとらえるかは、どう翻訳するかかかるとは思いますが、少なくとも日本国民が誇りを持てる政策とはならないでしょう。
そのような政策を続ければやがて信用を失い将来大きく国益を損じることになるはずです。

政治家は言葉で世界を動かします。
「したたかな外交政策をとる」と発した段階で、当該政治家は、国のトップたりえないだけでなく、政治家としても失格だと思います。

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あくまで「したたか」という言葉に関する「日本語論」です。

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