◆WF-1000XM4でハイレゾ再生
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WF-1000XM4 | ハイレゾ対応フルワイヤレスイヤフォン |
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WF-1000XM3 | ハイレゾ非対応フルワイヤレスイヤフォン |
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WI-1000X | ハイレゾ対応ネック保持型ワイヤレスイヤフォン |
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WH-1000XM3 | ハイレゾ対応ワイヤレスヘッドフォン |
まあ、それにしても分かりづらい名前だ |
運用に関する注意は ◆WF-1000Xm4ケースにストラップを参照
WF-1000XM4でハイレゾ再生
予約してあったSONYのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットWF-1000XM4
が本日到着しました。
前作(WF-1000XM3
)はハイレゾ音源の再生ではWI-1000X
に比べ音が悪く、結局使わなくなってしまっていたので、今作にはとても期待していました。
早速、イヤーチップの調整後、 Xperia(◇Xperiaでハイレゾ再生-PowerAmp参照)につないで音を確認。
Bluetooth接続品質を音質優先に
まず最初に聞いて音があまりにもひどいので驚きました。伸びが全然ないし、じゃりじゃりしている。
ヘッドフォンコネクトアプリ(以前から導入済み)で「サウンド」「Bluetooth接続品質」で"音質優先"にする必要がありました。
良い音にはなりましたが、今一つです。
walkman(NW-A45)につなぐととても良い音です。
音楽再生アプリの設定
Xperiaに入れてある音楽再生アプリpowerAmpの設定変更も必要でした。
[Ξ]⇒[設定]⇒[オーディオ]⇒[出力]⇒[ハイレゾ出力]で
「Bluetooth」をon
Bluetoothをクリック
サンプリング周波数96khz選択
2021/07/30:
イヤフォンのファームアップデート後、ハイレゾの音が艶やかさに欠ける感じになりました。
どうやら、イヤフォンのオーディオ情報が取れなくなったのか、16bit扱いになってしまっていました。
[ハイレゾ出力]設定と[AAudio出力]設定の違いに新しい設定法を載せました。
WI-1000X
などは設定済みでしたが、新しいBluetooth装置が入った場合はそれぞれ設定する必要があるようです。
これでWF-1000XM4
は、ほぼWI-1000X
に遜色のない音になりました。
念のため[Ξ]⇒[設定]⇒[オーディオ]⇒[オーディオ情報]の表示を載せます。
walkmanの音と比較していなければ「結局完全ワイヤレスには無理があって、WI-1000X
には遠く及ばないんだ」という感じでこの設定に至らなかったかも知れないのが恐ろしい。
[ハイレゾ出力]設定と[AAudio出力]設定の違い
旧: [Ξ]⇒[設定]⇒[オーディオ]⇒[出力]⇒[ハイレゾ出力] 「Bluetooth」on サンプリング周波数 96khz --- 出力 Hi-Res Output Direct HD 16 bit 96 khs ← なぜか16bit 0x4200 SEEK_FAST_VOLUME TRACK_PLAYBACK レイテンシ 320ms 新: [Ξ]⇒[設定]⇒[オーディオ]⇒[出力]⇒[AAudio出力] 「Bluetooth」on サンプリング周波数 96 khz サンプルフォーマット Float32 --- 出力 AAudio Output 24bit 96 khs フラグ 0x レイテンシ 320ms
ハイレゾ以前に音が不安定
残念ながら動作が著しく不安定で時々低音がなくなったり、音像が定まらなくなったりします。
明確な対処法は見つかっていませんが、リセットすることにより正常に戻ることが多いようです。戻らない場合もあります。
ヘッドセットをリセット・初期化する方法(WF-1000XM4)参照
walkman(NW-XZ507)とは接続できない。
WF-1000XM4
をペアリングモードにしてもNW-XZ507ではリストに上がりませんでした。
walkman(NW-A45)は無事つながりましたのでナゾです。
WI-1000X
はよくできるなと今更ながら感心
随分古い機械なのにWI-1000X
はよい音で操作法も優れています。とはいえ、形態上取り回し、持ち運びが面倒ではありました。
音のゆとりではWH-1000XM3
にはかないませんが、細やかさでは勝っている点もあります。
取り回しの問題でWF-1000XM3
を購入したのですが、ハイレゾ再生に十分な音質ではなく、結局WI-1000X
に戻ってしまっていました。
WF-1000XM4
のノイズキャンセリング能力は
WI-1000X
に比べかなり低いことや、
WF-1000XM4
はケースがないと電源offすらできないという使い勝手の悪さがあり、
WI-1000X
の置き換えには若干力不足という感じもあります。
しかし、音には不満がなく、取り回しの良さを考えると、ちょい外出にはWF-1000XM4
になるでしょう。
非接触充電(置くだけ充電)も手軽でなかなかいい。
これまで外から戻ってきてケーブルを挿し充電するのがちょっとしたこととはいえ面倒でつい忘れてしまって、いざというときに充電切れとなっていることがよく有った。
耳に装着したまま電話に出ることができるのも思ったより素晴らしい!通話相手側では全く違和感は感じないようです。
スマホはポケットにしまったまま通話ができます。耳元に手を持っていくなりのジェスチャーを入れないと独り言のように見えてしまうかもしれません。
。。と思ったが、会話の途中で音声が届かなくなってしまった。電源をoff(ケースにもどす)にして、改めて電話をかけ直すはめに。
電話がかかってきたら、ただちに電源offにできればよいのだが。。。
音の良し悪しの感じ方は何を聴くかによる。
以前の記事では「ピアノ曲にハイレゾは不要、AAC圧縮でも十分かも」風なことを書きましたが、とんでもない誤りです。
以前聴いていたのはグールドなどの古い音源です。
最近良く聞くピアノ曲は
バッハ「フランス組曲」マレイ・ペライア
ベートーベン「ピアノソナタ全集」FAZIL SAY
です。
とても綺麗で豊かな響きを持ち、かつ弦を「叩いている」ことも分かる素晴らしい録音、演奏です。演奏者の息遣いが少し邪魔ですけど。
(この息遣い、本当に「人がいる」感じを受けてしまうのです。WI-1000Xでは背後にWF-1000XM4では前方に。。。グールドもうなるけど、気配がするという感じではありません)
今は「ピアノはハイレゾに限る」という意見に変わりました。今日もこれを聴いて確認しています。
ポップスもハイレゾの必要はない風なことを書いています。これも多分間違いで、優れた録音であれば、ハイレゾが威力を発揮するのだと思います。
聴いたことがないのに否定する愚かな発言ですね。ま、趣味とはそういうものということで。
今日聴いているのはピアノの他に次のものです。
ベートーベン「交響曲全集」NELSONS/WINER PHILHARMONIKER
チャイコフスキー「交響曲第6番"悲愴"」Currentzis/MusicaAtena
これらも優れた録音、優れた演奏で、第九以外は頻繁に聴いています。(第九は カラヤンの呪縛から逃れられずにいます)

これらはハイレゾの良さに気が付いた最初の4つで、実はこれらを聴く前はハイレゾの価値をあまり感じていませんでした。
(CDソースの音源をAAC->ALACに変えたときの差はすごいものでしたけど)
これ以前にハイレゾと称される音源を幾つか買ってはみたのですがどれもハズレでした。
古い録音や必ずしも良いとは言えない録音ものを「ハイレゾ」と称して出すことはハイレゾの評価に傷をつけるものだと思います。
ハイレゾは心地よく、聴き続けたく、また聴きたいという気持ちにさせます。
WF-1000XM3
に一時期移行していました。ある日充電を忘れていたため、
WI-1000X
を持ち出して、いつもと同じ電車で聴いていたところ、心地よくて、ずっと聴き続けていたくなりました。
WF-1000XM3
ではそのようなことはなく、いつも途中で止めていました。帰路で聴くことも殆どありませんでした。
WI-1000X
では帰路で聴きたくてウズウズする感じがしました。
直接意識に上がらない差が大きいのです。
ちなみにカラヤンの第九(62年版)もハイレゾ版を持っていますが、CDとの差は僕には分かりません。まあ、音の良し悪しはともかく第九と言えばこれです。
ということで音だけが重要な訳ではもちろんありません。ワルターの"運命"に至っては歪だらけのモノラルで聴きたくなることがあります。
とはいえ、これらは子供のころからの記憶に刻まれてしまった音であり、普通は良い音が良い。
「こっちの世界へおいで」と誘いたくなる
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