◆静止視力と動体視力とハトの首
ハトの首の動き(静止と移動)

地上を歩くハトは動きに合わせ首を前後させます。
首(頭)だけを見ると、静止とすばやい移動、を繰り返しています。
単純に考えると、これは頭を固定することにより、目に映る画像を固定し、認識しやすくしているように見えます。
つまりハトは空間の動きを把握する能力が低いと見做しているのです。
本当にそんなことがあり得るでしょうか?
当然ですがハトは空を飛びます。
歩くことに比べかなり高速で目に映る画像は流れるはずです。
ハトは高速で流れる画像から空間を認識する力が優れているのです。
逆に止まっているあるはゆっくりと流れる画像では空間が認識しづらいのではないでしょうか?
歩いていない時、餌をつつくときなども首は滑らかには動かさず、ヒョコヒョコと言った感じで動かします。

猛禽類の両眼は前方を向いており、両眼立体視ができます。
ハトの目は横を向いており、視差による立体視は出来ません。
ヒトの場合、両眼立体視をしますが、平面画像でも高速過ぎなければ動きがあると立体把握がしやすくなります。
ハトも頭(首)を動かすことにより空間の把握を行っているのではないでしょうか?
ハトはヒトと比べ静止視力は高くなく、動体視力は高いのです。
動くものが分かり辛いというのはヒトの感覚を単純に割り当てた考えに過ぎないと思います。
### 本当か?
いやあ、今ひとつ自信はありません。
学者じゃないので、どう調べるか。。。
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コメント
面白い着想ですね。頭の動きは歩行動作のために必要なことで(たぶんですが、)、鳥類くらいになると動いていようが止まっていようがちゃんと見えているんじゃ無いでしょうか?(鳥に必要な範囲で。)
目の位置が固定状態のじっとしている鳩に近づいたときでも逃げられます。
バッターやゴルファーのスウィング理論が頭にある人の発想ですかね?
投稿: ノラネコg3 | 2019年7月 8日 (月) 12時03分
ありがとうございます。
仮に視野内で動かないものが完全に消えてしまうとすると、目が固定状態にあるハトにとって風景は空白で、近づく(動く)貴方だけが見えることになると思います。
頭を固定している時は動くもの(主に敵)を感知し、頭を動かしているときは回りの空間を感知すると考えるのはいかがでしょう?
もちろん、検証してはいません。
投稿: | 2019年7月 8日 (月) 18時08分