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◆スケールマターとダークマター

 スケール、比較を示してほしい

ダークマター論者の書く図には、スケールやサイズの比較が、排除されている気がします。

例えば、右のような図が広く見られますが、まったくスケールを入れておらず、単に誤解を生むだけの無意味なものだと思います。

おそらくこれの元ネタかと思われる図も見つけました。

この図にはスケール(目盛り)は入っています。

しかしこの図には観測した銀河(NGC 6503)のサイズが示されていません。

銀河のサイズをなぜ図上に明示しないのか、全く理解ができません。

半径4kpcのみに一定の密度で質量が分布しているとし、その範囲外に一切質量がないとした図を重ねてみました。
下がっていく線がぴったり重なります。
つまりこのdiskというラインは完全に4kpcの範囲で質量分布がぷつっと切れているとした図なのです。

NGC6503の写真を示します。3万光年の広がりがあるということですが、どこからどこまでで3万光年と言っているかは不明です。

どの部分をサンプリングしたのかを示す銀河の図も提示されていません。

もちろん、銀河のサイズとのマッピングを意図的に回避したとは思いませんが、少なくとも見る者に大きな誤解を与える図です。


なお、この図はhaloとgasの影響を加えると、実測速度に合致すると言っているように見える、つまりダークマターは不要と言う図だと思うのですが、これを出しながらダークマターが必要だとしているのも理解できません。
それに、diskとhaloとgasを足すと速度が実測値をはるかに超えてしまうように見えます。

 どこまでを「銀河」といっているのか

「銀河の回転」という場合の「銀河」はどこまでを指しているのでしょうか?

普通に聞くと「銀河」とは円盤部の広がりまでを言っていると思います。
もちろん円盤の周辺でいきなり星の分布が0になることはあり得ないので、光学観測は難しい状態とはなっても、ずっと広がって入るでしょう。

正確な学術的ソースにたどり着いていない図のさらに曖昧な複製なので申し訳ないのですが、
銀河の星の回転速度を銀河のどの位置で計測したかを示す次のような図はありました。

この図では銀河円盤部の回転速度を計測しています。
でもこの図には「理論値」と称されるグラフは重ねられていません。

先のNGC 6503の回転速度の図には「理論値」と称されるものが重ねられていますが、銀河との関係は図示されていません。
「銀河の回転」といっている「銀河」は円盤部のはるか外縁にまで伸ばしたものです。

つまり、銀河のどこを調べたかという図での銀河は円盤部までの範囲で、 どこを調べたかを示さない場合は円盤部より広い範囲を指しているのです。

スケールなし、対象部サイズ比較なしなので、話がゴチャゴチャになってしまっています。

 スケールマターとダークマター

スケール依存事象である銀河の回転のスケールを隠すことにより不明瞭な事象(ダークマター)となっています。

もちろん意図的にスケールを隠しているとは思いませんが、どうしても怪しい一貫性を感じてしまいます。

 kpcと光年 (2018/3/28)

イライラすることの一つにスケール単位があります。

本文では「光年」を使っていながら図は「kpc(キロ・パーセク)」になっているなどです。

本記事もその状況に陥っていましたので、緊急修正。

なお、大体3kpc=1万光年です。

基本的にはkpcを根絶したい。
子供のころから無くなってほしいと思っていたオングストロームがやっと科学世界から消えたように。

光年には見えているものが過去に出た光だという意味もあるので使う価値はあるが、pm(ペタメートル)を単位としてもいいかもしれません。
1光年は9.4pm。1万光年だと94em(エクサメートル)。。。やっぱり光年の方がいいかなあ。。。

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