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◇弦楽器のギャーと初期ビブラート

 弦楽器のギャー

バイオリンの習い始めはギャーッ!!という非調和的なノイズが出ます。
基本音程の倍音系でない複雑で制御されない振動音が大きく発せられるのです。高い周波数の成分を多く含みます。

弓の圧力が強すぎることが大きな原因ですが、弓の速度、弓の位置、弓の角度、指の押さえ方などが複雑に絡みます。

バイオリンに比べ音の出しやすいコントラバスでも異音がでます。

特に開始時から強く押しあてるとギャーが発生します。

異音を嫌って押し当てる力が弱いと、弓の速度を早くしないとだめになり、長い音が出ません。 かすれるような音もでます。

音の出し始めを弱くし、音が出始めてから強くすると、異音は出にくくなりますが、芯のない音となります。

また、 解放弦は特に異音を発しがちです。指で押さえる場合、指の柔らかさが異音の振動を吸収するのだと思います。

 ギャーを飼い馴らす

初期ビブラート

バイオリンで明確で強い音を出す場合、最初から圧力を強くかけ、かつ開始時に素早いビブラートをかけています。

高い圧力をかけてもこの非調和的ギャーは出ないのでしょうか?

恐らく強いギャーが一瞬出るのです。

そしてそれを素早いビブラートで抑え込む。指の柔らかさが無用な振動を吸収するのと同じ事を意識的に積極的に音楽的に行うのです。

この音の出始めの、高い周波数成分を豊かに含む非調和音が音の粒立ちを良くし、音程も明確になります。

楽器の音は立ち上がりがとても重要であり、持続部だけでは何の楽器か判別できないこともあります。

美しく強いこれぞバイオリンという音色は、一瞬出て直ぐに制圧されるギャーこそが決めるのです。

 電子音他。

電子的に作成する音はこの初期ギャーを無視して作るため、粒立ちの悪い、はっきりしない音となります。

コントラバスも初期ギャーをうまく使えればもっと明確な響きをえることができると思われますが、 弦の質量の問題もあり一度ギャーが出ると短時間で押さえることが難しい気がします。

 本当か?

どうですかね~。

弦楽器の音に関する本を読んだんですが、残念ながら、音が安定してからの解析しかできていないようなんですよ。
まあ、大きな変化のある初期部分の解析は確かに大変です。
誰か研究しませんかねえ。

 母音子音との比較

楽器の安定した音は母音のようなものです。母音だけで歌っても明瞭さが出ません。

口で楽器音を模す場合、管だとパなどの破裂音系、弦だとデュだとかジャだとかの摩擦音系の子音で音の頭を示します。

ギャーはこの子音のようなものです。頭に子音を置くことにより明瞭な音となります。

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