miniDLNA改、仮リリース
# 2020/05/25
この記事で用いたminidlna-1.1.5は安定度に問題があり、実運用には至りませんでした。
その後、miniDLNA1.2.1を用い、
・◇RaspiにminiDLNAをソースから入れる
・◇miniDLNAでジャンルにalbum層追加
の手続きにより運用可能となりました。
備忘録
miniDLNA改ソースを仮リリースします。
miniDLNA-1.1.5をベースにしています。
ダウンロード
miniDLNA-1.1.5KAI.tar.gz
miniDLNA-1.1.5KAI.tar.gzには元のソースの全てと変更した2つのファイルが
含まれています。変更したファイルの元のファイルには.org.を付加しています。
インストール法は ◆RasPiでDLNAサーバー(iTunesから移行)を参照してください。
miniDLNA改の改造点
改造点は以下の2点です。
- AlbumArtistではなくArtistをArtistとして扱う
- genreの下のArtistとSongの間にAlbumを挟む
- tagutils/tagutil-aac.c
- scanner.c
なお、プログラムを作りなおした後は、DBのcacheをクリアする必要があります。
$ sudo service minidlna stop $ sudo rm -rf /var/cache/minidlna/files.db $ sudo service minidlna start
tagutil-aac.cの説明
ArtistとしてArtistタグの内容を採用します。
元の仕様はArtistとしてAlbum Artistを採用しています。
修正部はHI_ARTISTで検索できます。
プログラムの修正は、
- ROLE_ARTISTに代入していたところをROLE_ALBUMARTISTに変え
- ROLE_ALBUMARTISTに代入していたところをROLE_RTISTに変える
ファイル先頭の
#defind HI_ARTIST
をコメントアウトすれば元の動作となります。
この修正は必ずしも望ましい形ではありません。少なくともconfig項目にはすべきです。
scanner.cの説明
ジャンル/ジャンル名/アーティスト/アルバム/曲という階層にします。
元の仕様ではアーティストの直下に曲が並びます。
プログラムの修正は
- genre処理でperson.musicArtist処理の後ろにalbum.musicAlbum処理を追加
- 4段目のalbum.musicAlbumのdetailIDとして前処理のdetailIDを使用
ファイル先頭の
#defind HI_GENRE
をコメントアウトすれば元の動作となります。
この修正は必ずしも望ましい形ではありません。こうやったら動いたというレベルです。
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