♪楽曲起想障害と曖昧記憶性音痴
メロディーの起想干渉と曖昧記憶性音痴
全く異なる2つの曲なのですが、なぜか、どちらかを頭に浮かべると、もう一つがどうしても 思い出せなくなる曲があります。
聞けば区別はつくのです。思い出そうとすると片方しか出てこない。
例えば、次の2つの曲が互いに干渉してしまいます。
ふたりだけの旅(作曲:はしだのりひこ)
そよかぜに乗って(作曲:Guy Magenta)
この2つの曲は
- Aメロは呼びかけと応答の形になっている
- 応答の形はリズムと大凡の音型が似ている
- Bメロそっくり
しかし、このように2つを聴き比べると、なぜこの2つが、別の曲だと認識されながら、 干渉し片方しか思い出せなかったのか不思議でなりません。
この2つが似ているなどという人もいません。
音楽が脳内でどのように記憶されるのかは分かりません。
ただ、この起想干渉を見ると、
音をそのままシーケンシャルに覚えることができなくて、小さな部品と
その構成物のように記憶しているのではと思えます。
似た部品で、似た手法で組まれているため、記憶のなかからうまく
探し出せない。
なお、現在は「比較」という作業を経たため、両方を思い出すことができるようになっています。
同一化、起想錯綜と曖昧記憶性音痴
次の2曲は冒頭の曲想の類似性のためか、区別しづらくなってしまっています。 とはいえ、 不思議なことにこの2つは混乱するのに他の同様の「ソーミー」と開始する曲が 全て同一化される訳ではありません。
MOZART クラリネット5重奏 イ長調
MOZART ピアノ協奏曲23番 イ長調
「同じ元曲でクラリネット5重奏とピアノ協奏曲を書き上げた」ようなイメージさえ 当初持っていました。
曲内の要素が頭の中でごっちゃになり、途中から記憶が錯綜します。
さすがに実際に音にすると変ですが次の様な感じで混ざってしまう。
ピアノ協奏曲->クラリネット5重奏
音の記憶と音痴
音楽の記憶に難がある音痴は世の中には僕以外にも結構いるんじゃないかと想像しています。
音楽関連の研究は音痴じゃない人が行うので、なかなか音痴の正体に迫れないのでは。。。
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