◆やってはならない危険な車のデザイン
とても危険な車のインテリアデザイン(歪んだ空間)
通常車のダッシュボードは進行方向(車体方向)にそってデザインされます。
歪んだデザインでは空間把握が難しくなるからです。
ところが、、、次の写真をご覧ください。

上が進行方向で、ステアリングはまっすぐ上に向かっています。
しかし、ダッシュボードは左がぐっと手前にきていることが分かります。
エアコンの吹き出し口の並びが作る軸は完全に進行方向とはずれています。
実は、 この車、運転しているうちに、右方向斜めに進んでいるような錯覚に陥ってしまうのです。

エアコンの吹き出し口は銀色のプラスチックでとても目立つようになっています。
なにかのはずみで、 このエアコンの吹き出し口が作る軸が空間の軸になってしまうのでは、 と思っています。
ボンネットが見えないから端っこが分からないといったことではなく、 斜めに走っている感じがしてくるのです。
これはとても危険な状況です。車を停める時に斜めになってしまっても、 ちょっと車に傷をつけるかもしれない程度ですが、斜めに走っている 錯覚は、ふらふら運転に繋がったりする可能性があります。
(写真は当該車のカタログから拝借し説明を付加しました)
他のメーカーではこんなひどいデザインはしない
気になって色々な車を見てみましたが、さすがに空間をゆがめてしまうような デザインをしているものはありません。
このデザインはリコール対象にすべきレベルだと思います。
どう対処するか
このまま慣れてしまうと事故につながりそうなので、何等かの対処が 必要です。
納車1週間で捨てて乗り換える程 お金はないので、考える必要があります。
バランス的には右側の吹き出し口を5cm程手前に引き出せば 空間軸の補正は出来そうです。
吹き出し口の銀色プラスチックが目立ちすぎることも 大きな理由だと思いますので、で黒く塗りつぶす だけもかなり錯覚を押さえることができる可能性も あります。
どこか、こういうカスタマイズをやってくれる店ってないのかな?
ブレーキとアクセルの関係も
この車、ブレーキペダルがアクセルペダルに比べ少し手前すぎるのです。
アクセルペダルにカバーを付けてアクセルの踏み位置を少し手前にし不自然さを解消している人も いるようです。
ひょっとしたらブレーキとアクセルの位置関係も空間軸が 歪んでいる錯覚の原因かも知れません。
###結局
エアコンの吹き出し口を黒く塗りつぶしました。かなり改善されました。
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