◆スピンと量子もつれ
#2021/11/19 m(__)m ちょっと表現に混乱がありましたので、後半を削除しました。
スピンの観測
スピンは量子値の奇妙さの最も特徴的な例でしょう。

どういう方向で観測しても、上か下かでしか値を得ることができません。
例えば右の図では、0°,15°,30°でスピンを観測しています。この時 観測結果は0°の上下、15°の上下,30°の上下の何れかとなります。
0°が0.6,15°が0.4といった途中の値になることはありません。
もう一つ重要なのが、スピンは観測したときに観測装置との兼ね合いで 角度は定まりますが、決して特定の角度を持って存在している訳ではなく あらゆる角度に対してそれなりの確率を持った状態で存在し、観測( という名でのエネルギー交換)時に1か-1かの値となるということです。

仮に隠れた軸を持っているとしても、どの方向を向いているかというのを直接観測することは出来ません。
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