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◇ねじれ波

 ねじれ波

スチールの線があったとします。

端にねじりを加えるとどうなるでしょう?

ねじりは次々に伝わっていくでしょう。

ねじりにはもとに戻ろうとする力も働きますので、各点はねじり振動をします。
つまり、「波」モデルが適用できます。

縦波でも横波でもない「ねじれ波」です。

ねじりのベクトルを考えると縦波、中心からはずれた部の微小変化を考えると横波と 言えないことはないのですが、無理があります。


以下雑談

 スピン偏極波

緩やかな磁場の中に置かれた粒子は、スピンが磁場の方向に偏って存在します。

その中のどこかに偏りの変化を与えると、それは周辺の粒子のスピンに変化を 与え、周りに広がります。しかし、磁場の影響ですぐに元に戻ります。

スピンの向きの偏りの変化が波として伝わるのです。

 対流波(怪しい)

もちろん対流自体は波ではありません。

ここで述べるのは、一か所で対流が発生することにより、周りが巻き込まれ、 それが波のように伝わるのではないのかということです。

ある点の対流は、周りにエネルギーを伝えるとともに、周りの動きのために 逆方向への力が働き、振動します。

 水の相転移波(かなり怪しい)

氷点前後温度の水があるとします。

どこか一か所で水分子が結合したとします。回りの分子はそれに結合し 氷が広がります。しかしながら温度は充分に低くはないので、 直ぐに溶解し、この反応は波のように広がります。

氷点近くの水はこういう相転移波が飛び交っているのです。
相転移波が行き交う領域は水の粘性がかなり低くなるものと想像されます。

氷が広い範囲で解けるときも、このような相転移波が発生します。
スキーやスケートが滑るのは単に圧力で水の膜ができるというだけでなく 相転移波の存在により粘性が低くなることが大きいのです。

 量子相転移波または対称性の乱れ波(ほぼSF)

宇宙誕生直後、急速に温度が下がり、それによりおこった対称性の乱れに より4つの力が分離したというのが、素粒子論の標準モデルです。

ぎりぎりの温度ではどうなるでしょう。

おそらく1か所で発生した対称性の乱れが回りに伝わるものの、その反動で 温度が上がり、その場所は再び対称性をもつことになります。
対称性乱れの振動が起こるのです。これは波として伝わります。

対称性の乱れ波です。

例えば現在の温度が次の自発的対称性の乱れを起こす直前の温度だとすると、 微小区間で第五の力が発生する対称性の乱れが波として飛び交うことになります。

ひょっとしたら、宇宙はそういう波で満ちているかもしれません。

そして。。。その先は。。。まだ考えていません。

 球場のウェーブ(波類似現象)

上に述べた波(そんな波があるとしてですが)はいずれも エネルギーが伝搬するものであり、干渉、 反射、回析という波の性質を持つと考えられます。

野球場などでの観客のウェーブはどうでしょう?
伝搬するのは情報であり、普通の波ではありません。
おそらく反射や回析といった現象も起こらないでしょう

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