シンプル・イズ・ベスト
シンプル・イズ・ベスト:日本の借用語語感
シンプル・イズ・ベスト
とても素晴らしく、重要な言葉です。
あらゆるものは、どうしても複雑化していきます。
やがて混乱につながり、最終的にはやっぱり単純な形が
最もいいんだと気づきます。
シンプルに保つのは実は至難の業です。
常に心がけていなければ実現できません。
以前の記事で「シンプル・イズ・ベスト」を使った時 ふと英語では何というのか気になってアメリカ在住の 友人に聞いてみました。
直接同じ意味の言い回しはないけど「Kiss; Keep it Simple, Stupid!」
という言い方はあるとのことでした。
### 2013/07/26
友人から2点連絡がありました。
とのこと
「シンプル・イズ・ベスト」を
直訳すると「A simple way is the best way」とか
なんてことになるかもしれませんが、
慣用表現ではわざと文法や意味的に引っかかりのある
形をとることも多いので「simple is best」が英語と
して定着するといいなあなどと考えています。
「'simple' is equal to 'best'」とかでも。
この「シンプル・イズ・ベスト」、たしか、TVで流れたCMのコピーだったと思いますが、本当に 優れた表現です。まさに真実をするどく突いています。
雑談:日本語的英語
おそらく「simple is best」などという表現が英語圏で 生まれることはないとおもいますが、英語圏で生まれた 言葉でありながら、てっきり日本人が適当に作った 言葉だと思っていたものがあります。
「スターウォーズ」
宇宙での戦いだから、「ジョーズ」の語感を借りて、かつ 日本人に分かるような感じで、日本で付けたうまいタイトルだと 思ったのです。
WARは「第二次大戦」だとかといった大きなもので、 スターウォーズのはbattlesと言うんじゃなかな? しかもスターはないだろう。多分あっても「space battles」 みたいなものなんじゃないかなあと想像しました。
でも本当に「STAR WARS」なんですね。
ただ、映画の中に出てきた「デススター」はさすがに日本でのもの
だとずっと信じていました。映画の中では基本的には「Death Star」とは言って
おらず「battle station」ですからねえ。
### 2013/07/26
最後の最後で状況報告の中で「The Death Star has cleared the planet」
という言葉は出てきます。
もし日本人が「スターウォーズ」「デススター」と名付けていたら 日本の英語かぶれたちは「英語を知らないやつはこういう変な名前 付けるんだよね」などと言っていたかもしれません。
英語の断片を使った日本での名称は僕は結構優れていると
思うのです。名前は説明文ではない。エイトマンを8th manに
したのでは単なる説明になってしまう。
「七人の侍」がセブンサムライ(複数形ではない)となる点など
から「エイトマン」では「8人の男」と取られてしまうかも
しれませんが、名前としては問題はない。
東急ハンズも英語の感覚では変だと言っていた日本人がいましたが、
いい名前だと思うんですけどね。
| 固定リンク