■トンネルの照明：白光系とナトリウムランプ

 なぜナトリウムランプ

トンネルの照明は普通に白っぽい見やすい照明の他、オレンジの気持ち悪い照明や、 レモン色の照明があります。

レモン色の照明は多分ナトリウムランプで、人の目ではさほど極端な色には見えませんが、 ビデオにとると不気味な色になります。

左上は戸吹トンネルで白色の照明となっています。右下は今年４月に開通した東伏見トンネルでおそらく ナトリウムランプによる照明です。

実際に走った感じではこれほどの差は感じませんが、それでも戸吹トンネルの方が気持ちよく走れます。 理由はあるのだと思いますが、個人的には、できればナトリウムランプはやめてほしい。見づらい ということはないのですが、目が少し嫌います。

ナトリウムランプとそれ以外は何がどう違うんでしたっけ？

 で、メモ

電灯には大きく

• 白熱系:抵抗線が発熱し光る
• 放電系:放電による励起でガスなどが光る
• LED

の３種があります。

放電系にはさらに

• ガスが直接光る
• ガスが紫外線を出し、紫外線で蛍光物質を光らせる

幾つかまとめてみると

種類	系	説明
白熱球（電球)	白熱球系	フィラメントに電流を流し白熱させる
ハロゲンランプ	白熱球系	フィラメントに電流を流し白熱させる
キセノンランプ	白熱球系
キセノンランプ	放電系(直接発光)
蛍光灯	放電系(蛍光）	微量の水銀ガスやアルゴンガスなどを封入した真空に近い管内で放電すると 紫外線が発生する。この紫外線で、管内面に塗布された蛍光物質が発光する
ナトリウムランプ	放電系(直接発光)	放電によってナトリウムガスを発光させる。発光はナトリウムの単純な黄色であり普通の用途には使えない
水銀灯	放電系(直接発光)	放電によって水銀ガスを発光させる。青色に発光する。誘蛾灯などにも使われた
LED	LED	最近はLEDが多いとのこと