■新滝山街道2013動画:。。というよりほぼGoProメモ
新滝山街道の2013年開通部を走ってみました
2013年4月に完全開通した新滝山街道の内、新規開通部を走ってみました。 少し手前の戸吹トンネルあたりからの動画を載せます。
Youtube http://www.youtube.com/watch?v=SRB4IdylHFc で見ることもできます。
地図を載せます。(2013年5月現在では、まだ新街道は地図に反映されていません.「滝山街道」の南に「新滝山街道」はあります。 航空写真を重ねると新道が見えてきます)
大きな地図で見る
メモ

使用したカメラはGoPro HERO3です。
純正のサクションカップでフロントガラスに付けました。
上下逆さとなります。GoPro自体には逆さに撮る機能はないので、編集で上下を戻すことになります。
オプションのバッテリーパックを付加しています。※1
サクションカップの腕は付属の短いものに付け替えています。
前の記事
■調布保谷線:2012~2013開通部動画では腕は標準のもののままでした。
短くしたことにより
少しだけ安定度が増したようにも思えます。カメラの位置が
高くなったことにより、車のボディー(主にワイパー)
が写り込む心配も減りました。ただ、残念ながらこの形では
左右に振ることができません。※2
制御はAndroid用GoProアプリを用いWifi接続で行いました。 端末はSONYのお風呂TV(Xperia tablet Z)です。※3

各種設定もGoProアプリで行います。
画角は今回はnarrowとしました。このnarrowが一般のビデオのwide端レベル
で、middiumだと超wide、wideだとほぼ魚眼です。
Wifi-onの状態でのバッテリー消費は
多く無いようで、撮影開始より大分前にWifi-onにしておいても大丈夫な
ようです。WiFi-on/off状態は本体の青いランプで表示されます。※4
プレビューをする/しないでのバッテリー消費は検証していません。今回は
セッティング時と録画開始直前にプレビューを行い、録画を開始したら
プレビューは切り、端末もoffにしました。もちろん、端末をoffにしても
録画は続きます。録画状態は本体の赤いランプの点滅で表示されます。※4
なお、ハウジングに入れたままの撮影は熱でおかしくなるのではないかと思っていたの ですが、今のところ大丈夫です。
今回は撮影素材に簡単な道路図を重ねます。 YouTubeに1920×1080のフルハイビジョンでupするため、最終形式をH.264/AVC(mp4)にします。 GoProのファイルもこの形式ですが、直接ではなく編集した上でupします。
編集は次の処理からなっています。GoProが公開している無料のソフト「GoPro CineForm Studio」 でもある程度のことはできますが、今回は地図を重ねるため、AfterEffectsを用います
- 分断されたファイルの結合:長時間撮影時は複数のファイルになるため(AE)
- 画像上下の反転:逆さに付けての撮影となるため(AE)
- 色調調整(AE)
- カット編集:信号待ちを飛ばすため(ED)
- 音入れ:こもったエンジン音しかとれないため(ED)
- 地図入れ(AE)
- GoPro CineForm Studioで上下反転はできるが、出力ファイル形式が同ファイルでの 編集用のものとなり、他ソフトで取り扱えない
- Ediusでは上下反転はかなり面倒:AfterEfectsなら簡単
- AfterEffectsではカット編集が面倒で、ディゾルブトランジションは 不可能ではないが、相当神経を使うものとなる:Ediusなら簡単
- AfterEffectsではプレビューで音の入れ替えの確認ができない。また ループ音を繰り返しつなぐ作業も面倒:Ediusなら簡単
- Ediusでは地図動画を入れるのは難しい:AfterEffectsなら簡単
補
※1:バッテリーパックとレンズキャップ
バッテリーパックを付けると背中が出っ張りますので、標準のハウジングには
収まりません。ハウジングの背蓋は付け替えられるようになっていて、
バッテリーパックに付属した背蓋に付け替えます。うん、良くできてる。
標準では本体内のバッテリー充電のためには、本体のコネクタ、microSD入口
を覆っている小さな蓋を外してUSB接続の必要がありますが、バッテリーパック
を付けた場合、バッテリーパックにある充電用USB端子から本体の充電
まで行えます。本体の小さな蓋を外さず充電できるということは
"なくさない"安心感があります。
写真ではハウジングのレンズ部にキャップを被せています。純正品です。
セッティング中などにどうしてもレンズ部に触れてしまいますので必須だと思います。
本体のレンズのキャップもセットになっています。
5セット100円程度で売っていても良さそうな程度のものですが、、、、目玉が飛び出るほど高価
です。
※2:ダッシュボードには反射防止用の起毛紙を貼っています
(◆無反射ダッシュボードの勧め参照)。今回は起毛紙の端が左端に写りこんでしまいました。
少しカメラを右に振りたかったのですが、今回のセッティングでは
難しい。腕の短いボールジョイント式のものがサードパーティーから
でるといいのですが。
三脚アダプターを介せばJVCの
ボールジョイント-サクションカップが使用できます。ただ
少し腕が長くなります。
なお、2013年5月現在GoPro用の偏光フィルタは出ていないようです。
※3:GoProアプリはiOS用、Android用両方出ています。
スマホを持っているならスマホの方がお手軽です。
お風呂TV(Xperia tablet Z)に関して
お風呂TV(設定および注意点):メモに記事を載せています。
※4:バッテリーパックにもランプ。
バッテリーパックにもランプがあり、録画中は赤で示されます。
残念ながらwifi-on/off状態を示す青ランプ表示はバッテリーパック
にはありません。(一瞬青く光ったようにも思えますので、今後の
ファームウェアのバージョンアップでは表示されるようになる可能性
もあります)
※5:AfterEffectsはWindowsXPの時代にCS4を導入してありました。
残念ながらCS4は今回動作させたWindows7/64bitでは起動が不安定だったため、
急遽CS6に置き換えました。
CS4では起動に数分かかったり、プチフリーズを繰り返したりします。
PhotoShopCS2などで見られた症状と同じです。
それにしてもAfterEffectsは高い。GoProHERO3が3台買えます。
細かな手順(この項、個人的備忘録です)
(1-1:AE) ファイル結合
GoPro撮影時に分割されたファイルはAfterEffectsのタイムラインに並べた だけで、フレームの欠落なく、結合できました。
(1-2:AE) 上下反転
タイムラインに調整レイヤーを置き、トランスフォーム項目の回転を180.0°にします。
各クリップの親を「調整レイヤー」にします。
この時なぜか各レイヤーのトランスフォームの回転が180.0°となり、合計360°回転
(いわゆるガッツ反転)となり、反転が無効になります。各レイヤーのトランスフォーム
をリセットします。
(1-3:AE) 色調調整
(これは今回たまたまこうしてあるというだけです。本来もう少し丁寧に調整すべきです。)
「ウィンドウ」メニューの「エフェクト&プリセット」でエフェクター一覧を出します。
[色調補正]のサブメニュー階層を開きます。
- 自動カラー補正
- 輝度&コントラスト
- ガンマ/ペデスタル/ゲイン
今回の調整値は次のようになっています。

もう少し赤みを抑えるべきでした。
前の記事 ■調布保谷線:2012~2013開通部動画 の映像の調整値も輝度、コントラスト以外は同じ値です。
(1-4:AE) 前後カットと中間ファイル出力
タイムラインで出力範囲を、必要範囲に限定します。途中の切り取りは行いません。
ここで出力するファイルは次のEdiusの入力素材に過ぎないので、ファイル形式はEdiusが受け取れるものであれば なんでもいいのですが、今回はH.264(mp4)で行います。
「ファイル」メニュー⇒「書き出し」⇒「レンダーキューに追加」で「レンダーキュー」に 基本情報が追加され、編集できます。
「出力モジュール」で「H.264」を選択します。
ロスレス圧縮がH.264に変わります。
H.264をクリックして「出力モジュール設定」画面を出します。
[形式オプション]をクリックし、ターゲットビットレートを20M程度にします。Ediusに
それなりの画質のデータを渡すためです。
(2:ED) カット編集、トランジション、音入れ
AffterEffects出力ファイルを読み込み、信号待ちの部分を飛ばす単純なカット編集を行いました。
ディゾルブによる短いトランジションをかませています。
音は著作権フリーのループ素材を適当に組み合わせました。
音楽を入れずGoPro収録のエンジン音がいいと考えていたのですが
ちょっとこもり過ぎでしたので使いません。何しろハウジングに
閉じ込められているので本体ではちゃんとした音は拾えません。
Ediusで簡単な上下反転が簡単にできると直接Ediusで簡単に編集できるのですが、簡単なことと
いうのはなかなか簡単にできないものです。
トランジションでごまかして行うことはできるのですが、やり方を思い出せません。どこかに
メモを取ったのですが出てきません。
出力は「ファイル」「書き出し」「H.264/AVC」で行います。詳細設定の変更は
なぜか出来ないようです。
このファイルもAfterEffects用の素材にすぎませんのでH.264である必要は
ないのですが、今回はH.264にしました。
前の記事 ■調布保谷線:2012~2013開通部動画 ではEdiusは用いずAfterEffectsでカット編集も行いました。 編集後のサイズに合うようAdobeAuditionでループ素材を調整した 音を作り、TMPGEnc Video Mstering Works 5でビデオと合わせました。 最終ファイルはTMPGEnc Video Mstering Works 5で出したものです。
(3-1:AE) 地図入れ、最終出力
illustratorで
google mapの航空写真+道路図を背景に置いて
概略地図を作成しました。
航空写真を使うのは、道路図にはまだ新規道路が反映されていないためです。
地図は半透明とするため、.pngで保存します。
AffterEffectsにEdius出力素材と地図の.pngを読み込み、タイムラインに配置します。
自動車位置(三画マーク)動画表示にシェイプレイヤーを追加します(タイムラインの 要素リストで[新規]-[シェイプレイヤー]
三画マークをペンツールで作成し、トランスフォームの「アンカーポイント」を 調整しマークの中心をアンカーポイントにします。タイムラインの先頭で、 位置と回転を調整し、時計マークをクリック。後はタイムラインを追って ところどころで位置と回転を調整すれば、アニメーション情報が出来上がります。
出力はH.264で行いますが、今度はビットレートを4.5M程度にします。デフォルト の3Mでは画質が悪すぎ、あまり大きくするとYoutubeへのupが大変になります。
これが最終ファイルで、これをYouTubeにupしました。
なお、前の記事 ■調布保谷線:2012~2013開通部動画 ではAfterEffectsからは20M程度で出力した上で、TMPGEnc Video Mstering Works 5 で4M程度に落としました。TMPGEncの方が同じビットレートだと綺麗だと 思います。
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