◆電波時計電波切り替え再送装置
### 2017/11/02
残念ながら電波状況が一段と悪くなり、「電波ブースター」は機能しなくなりました。
代替として
◆電波時計用NTPリピータを導入しました。
電波時計の電波
以前の記事「◇無理か、電波リピータ」で電波時計の電波リピーターが欲しい
と書きました。
この記事はその最新補足です。
数年前から、部屋では電波腕時計が電波を拾いづらくなりました。
電波腕時計が、
月に1,2回電波を拾うか拾わないかくらいで、場合によっては
20秒近くずれてしまうことが起こりだしたのです。
置時計や掛け時計は全く問題ありません。
手動で電波を拾わせてみてもうまくいきません。電波をちゃんと拾う 置時計の所に置いてみてもだめです。 外の電波状況の良い所では拾えますので、壊れている訳ではありません。
電波ブースター
この機種があることを知ったのはかなり前ですが、買わずにいました。
一つには例の忌まわしい、そして未だ収束しない事故の発生当時
福島の電波基地の電波が長期間とまり、全部の時計が何秒か
狂うという事態になったので、若干不安だったのです。
例えばGPSの電波を受けて、電波時計の電波を出す機械などが
出るはずだと期待もしていました。
それに、全く電波を拾えない訳ではなく、いつの間にか狂いが無くなるという状況 なので、安心感がないとは言え、現実的には困っている訳でもなかったというのも 購入に踏み切れなかった理由です。
干渉のない電波リピートの仕組み
電波時計の電波は福島と佐賀の基地から出ており、福島は40kHz、
佐賀は60kHzで送信しています。
東京近辺には福島40kHzの電波は届きますが佐賀の60kHzの電波は
微弱です。
電波ブースターは片方の電波を受信し自身の時刻情報を修正した上で、
もう片方の電波に時刻情報を乗せ発信するようになっています。
同一波長で送受信する訳ではないのです。
例えば東京付近では福島の40kHzの電波を受信し、混信の心配の少ない
遠くの佐賀の60kHzの電波を送信します。
電波時計は、通常は40kHzの電波を受けるのですが、ブースターの出す
60kHzの電波が強いのでこれを受信します。
ブースターは受信と送信を同時に行う訳ではありません。
例えば夜中の0時~1時の間に受信し時刻修正を行い、2時~4時の
間に送信するといった形です。
一般の電波時計は夜中の2時頃に受信をしますので、これで
時刻が合うことになります。
で
この機械は残念ながら受信性能があまり良くなく、置時計と同じ 位置では殆ど受信ができませんでした。
部屋のあちらこちらで調べた所、本棚の上の方に電波を良く拾える
場所を見つけました。
現実的ではありませんが、寝る前に腕時計を
ここに置くことができれば腕時計でも受信はできます。
そこにブースターを設置し、運用しています。
腕時計は確実に電波を拾うようになりました。
もっと早く買っておけばよかった。
とは言え
この機械、電波状況が悪すぎると使えない訳だし、良い場合はもちろん不要な
訳で、必ずしも一般的な需要があるとは思えません。
それに福島と佐賀の中間辺りだとひょっとしたら使えない可能性もある。
なので、お店に展示などもしていない。
今回、この時点で購入した理由には早く買わないと「生産打ち切り」になるんじゃないかと 不安になったというのもあります。
この製品、とても満足しています。でも、人に勧められるかどうかは。。。。
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