◆陽子と中性子と電子とクオーク:クオークに個性はあるか
おことわり:この記事は妄想度が若干高めです
陽子と電子と中性子の原始的イメージ

小さなころ読んだ本では、「陽子に電子が入り込んだものが中性子」と なっていました。何という本だったかは覚えていません。
電気的に引き合う力以上の「壁」のような反発域が陽子にあり、通常は 電子は陽子の中に入り込むことはありませんが、強いエネルギーに より陽子の中に入ってしまうと、今度はその壁のため外には出られない といった形です。
以来、そのイメージをずっと持っています。
古いイメージであるとはいえ、電子が円軌道を描いているという イメージではありません。電子は適当にうろうろします。
クオークと電子、と陽子と中性子

現在主流(というより殆どこれ一本)の「素粒子標準理論」では 何かが電子を取り込んだ状態といったモデルは採用していません。
素粒子としてクオークがあり、陽子は(u,u,d)という3つの クオーク、中性子は(u,d,d)という3つのクオークからなると モデル化されます。
uは+2/3の電荷を持ち、dは-1/3の電荷を持ちます。
組み合わせると、陽子は+1、中性子は0の電荷となることが分かります。
陽子(u,u,d)に電子を打ち込むと、クオークuがdに変わり中性子(u,d,d) になるというのです。
3個のクオーク説には疑問を感じませんし、分数の電荷というのも 別に不思議は感じません。
疑問はなぜuとdが必要なのかです。dは不要でuが内部に電子を 持つということでいいではないですか?
クオークに個性がなくてもいいじゃないか

uとdという異なる実体が存在するわけではなく、
個性を持たないクオークが3つあり、その3つで電子1個、
または2個を共有している。
ある瞬間を見れば電子はいずれかのクオークにあり、また次の瞬間
は別のクオークにある。
クオークが基本的に+2/3の電荷を持つのは標準理論と同じ。
このクオークによる電子の共有がクオークの結びつきの理由であり、 電子なくしてクオークの結合は無いと考えます。とはいえ 電子がクオーク間で共有され、クオークが結びつく仕組みは分子の共有結合より 強烈なものです。
3つのクオークの内、1個は電子が空である必要があります。でなければ 電子が移動することができないからです。
古い陽子/中性子のイメージがクオークに変わっただけではありますが、 無理はないものと思っています。
質量、スピンもうまく収まる形でモデルを組み上げることは可能と考えます。
グル―オンは幻で、強い力を媒介するのはちょっと統計状態の異なる「電子」なのです。
分数電荷も不要かも
3つのクオークが2つの陽電素を共有している。陽電素の電荷は+1。
ある瞬間をとるとクオークは+電荷を保持していないこともあるが、 時間をならすと、+2/3の電荷を持つことになる。
てモデルはどうでしょう?
実験結果で+2/3電荷の実体があることになっていて、それと合わない?
さらに単純に
もっと単純に陽子は陽電素一個を3個のクオークが共有しているというのは もはや実験とは全く相いれないものでしょうか?
そもそもクオークは無い、、とか
クオークは存在せず、単に電子,陽電素の定常波で、腹が3つあるというのは、、無理かな?
2周すると値が元に戻る波というのは難しいか。
360度回転すると正負が入れ替わる変換を「ガッツ変換」と呼びます。ウソです。
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