Raid5は採用してはならない!個人的備忘録
Raidは危険だ!備忘録
本ブログの記事を書きためていたNASが死んだことを terastation逝くに書きました。
記事データ自体はどうとでもなるのですが、元ネタのプログラム やillustrator,Photoshp,Flash他のデータはなかなかもう一度 作成することができません。
他にも重要なものが置いてありました。
Raid5ということで、安心、油断していました。
ところがRaidというのは、構成しているHDドライブが、1台だけ 綺麗に死んだ場合のみを想定しており、何かのはずみで管理データ に矛盾が起こると、全てのハードディスクがダメになったと 同じことになるのです。
今回がそれでした。HDドライブには何の問題もなく管理データの 一部が破損しただけでした。
ところが、この「一部が破損しただけ」というのはRaidの想定外 なので、全滅になるのです。
とくにRaid5となると、極めて複雑なデータ分散を行うため、
一台を取り出してそこからデータを拾いだすといったことも
できません。
ごく一部の破損で全体が死ぬ、そして無事な一部を拾いだす
こともできない、とんでもなく危険なシステムなのです。
Raid5を使う人間は騙されているのです。馬鹿です。私は大馬鹿ものでした。
単純なミラーリングで安心のはずのRaid1でさえ実はとても危険なのです。
2台の内どちらかにデータの異常が発生すると、全体が止まるのです。
大丈夫な片方で動くのではありません。
要するにRaidは危険を高めているに過ぎないのです。Raidは HDドライブが一台だけ綺麗に死ぬというごくごく限られた障害に 対応する代わりに、ちょっとしたことで全体データのデータが だめになる危険を持ちこむというとんでもないシステムなのです。
特にRaid5は絶対に使ってはなりません。
専門の業者にしかデータ取り出しはできず、途轍もなく高い作業になります。
使ってもよいのは危険覚悟で速度を増すRaid0だけでしょう。
代わりの装置を購入しようとしたところ、なんと、NASではもうRaid5
を採用しているものは無くなっていました。
そうなのです。世間は馬鹿ではない。Raid5など危険なだけだと
皆もう分かったのです。(先に言って欲しかった)
「シンプル・イズ・ベスト」です。Raidのような複雑なことをやってはいけません。
そして、何より「転ばぬ先の杖」。こまめにバックアップ。
。。。。
勉強になりました。高い授業料でした。
業者に出しデータを回収しました。
### 雑談
データサルベージというとどうしても「南海サルベージの尾形さん」を思い出してしまう。
山根恵美子さんとか、芹沢博士だとかも。。。
| 固定リンク