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▼シミュレータで明かす柔らかな手首の効果

弦楽器や打楽器の演奏では手首の柔らかさが要求されます。 では、手首の柔らかな動きはどのような効果をもたらすのでしょう。 ▼柔らかな手首とは;シミュレータで明かすなめらかな動きの秘密 で開発したシミュレータに、手首と手先の、位置、速度、加速度 を表示する機能を付けました。


柔らかい手首とは位相が120度遅延したち、 かつ角度制限のあるジョイント構造であることをが ▼柔らかな手首とは;シミュレータで明かすなめらかな動きの秘密 示しました。

では、柔らかい手首の動きはいったいどのような効果をもたらす のでしょうか?

動きのパターンを幾つか用意してあります。
まず、(3)のパターンを見てください。

この動きが一般的な「柔らかい手首の動き」に相当するように見えます。

この動きの加速度の赤い線に注目してください。
単純な波ではなく平坦な部分の長いものになっていることが分かります。
手先の部分が比較的長い時間に渡って一定の加速度を維持しているのです。
そして切り返し部では一旦力を抜いていることもわかります。

ジョイント部である青い線は単純な形のままです。この単純な動きに 柔らかい手首の動きが加わり、手先の一定加速度を得ているのです。

一定の加速度とは即ち一定の力を加えていることです。<

バイオリンやコントラバスの演奏では弓は一定の力で 弦を擦らなくてはなりません。それを可能とするのが 柔らかな手首なのです。

パターン(12)はドラムのスティックの動きです。ここでは 柔らかな手首により大きな加速とその跳ね返りを受けている ことが分かります。

柔らかそうだとは言え、(4)や(5)のようなフラフラとした 動きの場合は一定の力も一瞬の力も生み出していないことも 分かります。

良く制御された柔らかな手首が、単純な波運動から、一定の力や、一瞬の 大きな力を作りだすのです。

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このシミュレーションは負荷を考慮していませんので、実際の 演奏とはもちろん異なります。
実際の弓奏法では、一定の力が一定の速度を生むのではないかと 考えています。

なお、速度、加速度は、式を微分して得ているのではなく、 位置の差分を算出しています。

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