◇落ちる雨粒が気圧に与える効果:気象学Q&Q
ふと、疑問が。
シャワーでは水滴に押されるように空気の流れが起ります。
滝などになるとそれはかなり強い風のレベルになります。
強い夕立が近づくと、湿った風が吹いてきます。
雨粒が空気を下に押し付け、それが回りに広がっているのです。

さて、この雨粒(水滴)はどのくらいの空気を下に押し付けるのでしょう?
押し付けられた空気は当然圧力が高まります。
雨による気圧押し上げはどのくらいあるのでしょう?
水滴は小さいとは言え、多くのものが揃って落ちてくる訳だし、 かなり効果は大きいようにも思えるんですけどねえ。
。。雨の降っている場所の上空は逆に気圧が下がる。
上空は温度が下がりますます水蒸気が露化し、雲が広がる。。。
###余談:水銀柱
イラストの気圧計は水銀気圧計です。空気の圧力が水銀を押し上げます。 水銀柱の上は真空です。
垂直に立った、まさに水銀の柱ですね。
暑くなることを「水銀柱が昇る(上る)」という表現が昔TVのニュースなどでは
決まり文句のように使われていました。
最近はとんと聞かなくなりました。(※)
どうしてもこの「水銀柱が昇る(上る)」という表現に違和感があったのが、 気圧計をイメージしてしまうからです。
もちろん水銀温度計もありますが必ずしも垂直に立てる訳ではないし、
柱というには余りにも細い管で、見づらいので表面がレンズのような
形になっています。
昇る(上がる)という言い方はどうも適切でないと感じるのです。
あるいは、まさに「水銀柱」と呼ぶのがぴったりな感じの温度計 があるのでしょうか?
ところで「水銀柱がうなぎのぼり!」などと言っている人は本当に
水銀温度計を見たことがあり、それをイメージして言っているので
しょうか?
単なる慣用句として言っているだけなのでしょうか?
※:「とんと聞かなくなった」という表現もとんと聞かなくなりましたね。
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