◇XXXですがYYYです。文章のくせ
自分で書く文章で、ひっかかるのが
- なになにですが、なになにです
2つの用途で使っています。
- 否定的文の接続
例)本当はこの言い方は避けたいのですが、ついつい使ってしまいます。
- 文脈提示
例)昨日山に行ったのですが、それはそれは良い天気で。
もちろん、文を分ける工夫はするにはするのです。
しかし、例えば文脈提示で文を分けると、本来言いたいことより 前文の方が目立ってしまうことがあったり、 否定接続の場合も、本来の文が弱くなったりします。
日本語は連続する複数文で本来論理をたたみかけるような構造 を採りますので、あえて「が」を使って文をつながなくてもよ いはずなのです。(※)
例えば次の文
随分以前の話なのですが、おそろしく目が疲れる表示装置(コンピュータ端末)がありました。はあえて'が'でつながず
随分以前の話です。おそろしく目が疲れる表示装置(コンピュータ端末)がありました。としても、2つの文の論理(文脈提示と特定命題)はつながっているのです。
このような性質が強いため、逆に論理つながりの弱い文を 並べる場合"まあ"という論理打ち切り語が必要になるのです。
否定文のつながりはもちろん「しかし」などで行うことができます。
本当はこの言い方は避けたいのです。しかし、ついつい使ってしまいます。
人はそれぞれ口癖があります。
文章癖もあるんでしょうね。
他の人の文でこの言い回しが気になったことはありません。
やはり余り多用すべき文ではないと思います。
「が」という日本文の話なので「日本語は」と言っています。他の言語 に関してそうではないと言っている訳ではありません。(念のため) ####
この記事は、たまたまココログの不調のため、Seesaaの方に載せたもの ですが、少し修正を加えココログに移動することにしました。
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