◇セミの声の移り変わり
子供の頃(場所は高知)のイメージではセミの声は
- ジー:アブラゼミ
- ミーンミーン(ウィーンウィーンが近いかも):ミンミンゼミ
- ツクツクウォーシ:ツクツクボーシ
- カナカナカナカナ:ヒグラシ
まずアブラゼミが鳴き直ぐ後にミンミンゼミが鳴き始め、 ツクツクボーシが夏の真ん中を過ぎたころに鳴き出し、 秋になるとヒグラシが鳴く。
あくまで雰囲気ですが、声の強さの変遷は、グラフにするとこんな感じ。

あるいは、市街地ではアブラゼミ、ミンミンゼミだけが 鳴いている場合でも、少し田舎に行くとツクツクボーシ 鳴き始めている。もっとはずれたところまで行くと ヒグラシもかなり早くから鳴いている。といった 印象でした。
この部分はどうも勘違いっぽいのでグレーアウト(2010/10/8)
が、
東京ではアブラゼミの声を聞くことがありませんでした。
地域差だと思っていたら、東京だけということはなく、
どうやらアブラゼミはクマゼミに追いやられたのだとか。
なので最近はジーに代わって
- ギジギジギジ:クマゼミ
でもってこのギジギジが夏から秋までずっと続いている。
去年は9月にはツクツクボーシが鳴いていたのに今年は
全く聞こえてきません。
ミ~ンミ~ンもギジギジに負けてしまっている気がします。
要因は温度かあるいは樹の量か、樹の種類か分かりませんが、 近所ではツクツクボーシもクマゼミに負けてしまった んでしょうかね。
この辺りは桜とイチョウとケヤキばかりが目立つので なかなか色々な種類のセミが存在できないのかななどとも 思っています。
少し植生の豊かなところに行くと多分ミンミンゼミや ツクツクボーシががんばっていると思います。
ところで、
この記事ではクマゼミを少し嫌い、ミンミンゼミやツクツクボーシ
をつい応援しています。なぜそうしたくなるのかは分かりません。
### 2009/9/15
記事を出した後で知ったのですが、「セミ」は夏の季語で
「ツクツクボーシ」は秋の季語なんですね。
ツクツクボーシが目立つのは確かに8月の半ば過ぎから
秋ですね。
すると夏の季語の「セミ」はなんだ?
と考えると、アブラゼミしかいない気がしてきました。
さらに考えると、「ニイニイゼミ」っていましたよね。
ひょっとしたら記憶の中の「アブラゼミ」は「ニイニイゼミ」
を含んでいるかも知れません。多分夏の始めがニイニイゼミ
でその後アブラゼミが出てくる。
てことは「ニイニイゼミ」と「アブラゼミ」が夏の季語で
「ミンミンゼミ」は。。。どっちだろう?
ちなみに、この記事のファイル名が kigoとなっているのは季語とは無関係で、頭の記号"◇"を 出そうとしてkigoを打って変換するところでミスで 多分エンターを押してしまい、保存されてしまった ものです。
### 20010/10/8
本日「タモリ倶楽部」でセミの鳴き声を取り上げていました。
武蔵野の台地にはアブラゼミは少ないけど、墨田区などは
アブラゼミが多いようです。
色々勘違いしてたのかなあ。。。。
なにより今年はクマゼミの声があまり聞こえずアブラゼミの
声が聞こえました。。。う~ん。。。。
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