◇イチョウは花粉で受粉/受精します
イチョウは花粉を飛ばします。
当たり前?
そう、当たり前です。
さて、
「イチョウは生きている化石とも呼ばれる極めて古いタイプの
植物で、コケやシダ類と同じように、精子による生殖を行います。」
え?じゃ花粉はないの?
木から木へ精子が泳いでいくの?
そういう誤解を確実に生む説明ですよね。
イチョウは花粉を作り受粉し、受精し、種子を作り子孫を
残します。
他の多くの花粉を作る植物との違いは
- 普通の花粉の場合受粉後、 運動能力の無い精細胞が花粉の花粉管を通って卵細胞に届けられ受精す る
- イチョウの場合受粉後、鞭毛を持つ運動能力のある精子が 花粉から出、卵子まで 泳いでいき受精する
鞭毛があるという文字通りちょっと毛の生えた程度の差なのです。
精子が泳ぐとは言っても、体の内でのことであり、 コケやシダのように外界に泳ぎ出る訳ではないのです。
ということで、ちょっとした特徴に目を向けるあまり、 大きな話を見失うことのないよう。
あれ?
そういえば、コケやシダって精子で受精するの?胞子つけるよねえ。
はい。それは
シダの図鑑に前葉体を
を参照。
### 補足-1
花粉は予め精子/精細胞を内部に持っているのではありません。
持っているのは精子/精細胞の元となる細胞です。
受粉後、しばらく時間をかけて(どのくらいだったか忘れた:調べます)花粉内で
細胞分裂が起こり精子/精細胞が生まれます。
卵子の方は受粉前から卵子の形で待ち受けていたと記憶しています(調べます)。
### 補足-2
花粉は単細胞で出来ているのではなく、精細胞の元になる細胞と
それを包む花粉管細胞からなります。(イチョウの場合も
花粉管細胞?調べます)
### 補足-3
高等植物の繁殖の極意は「他力本願」であり「風任せ」「人任せ」に
あります。
イチョウは風任せなのです。(ソテツでは虫が関与するという話も聞い
たことがあります。イチョウも可能性はあると思っています)
###
高校の生物学の復習じゃん、こんなの。まあ、そうともいえますが、
でも、勘違いも結構ありそうなので。
で、どこが"妄想"かと言えば、、、「世間に勘違いが広がっているのでは」
という妄想かな。
### 蛇足-1
「他力本願」とは己が他の力によって存在していることを認識し、
己の欲に基づく力を振り回すことなく、他を生かし、他に生かされる
ことです。
。。。とは言ってもそこは生物。競合他種とは熾烈な戦いをしています。
イチョウは実は負け組みなんですねえ。
### 蛇足-2
普通の植物とイチョウの差を、
- 荷物を業者が台所まで届けてくれるか
- 業者は荷物を玄関に置き、あとは荷物が台所まで動いてくる
そいつは、凄い差だ。とやめました。
### 実は
本当はイチョウとソテツの差について書きたかったんですよ。
同じように古代植物とされるソテツとイチョウですが、
いかにも古臭いソテツと、ごく普通の木に見えるイチョウ。
木の形態と木質の進化に関する妄想を展開しようと思ったのですが、
珍しくネットで調べてみると、なにやらイチョウが
花粉を飛ばさないかのように読めてしまう説明に
いっぱい出くわしたので、一応書いておいた
方がいいかなと。(もちろんネット上もちゃんと
した記述が多いですよ;僕の読み方が悪いのかも
しれません)
普段は記事を書く時、ネットで調べるということは全くしない
んですが、今回はちょっと調べたのです。
その結果、本来書こうと思っていたことはどこへやら・・・
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