◇音声情報に細やかな神経を
音声は極めて重要なインターフェースです。
音声出力を持つ機械を作る場合、決して無神経な 発言をさせてはなりません。
最近付け替えたETC車載機はエンジンをかけると
「カードを挿入してください」 ×と音声を発します。
必ずしも毎回の運転でETCを使うわけではありません。
ETCカードを挿入するかしないかは人間が判断します。
機械はこういう発言をすべきではありません。
機械は状態を伝えれば良いのです。
「ETCカードが挿入されていません」 ○でいいのです。(「カード」でなく「ETCカード」という点も重要です)
現在使用中のカーナビも実に不適切な発言をします。
「ここから4キロ先までは十分注意して運転してください」 ×これはふざけきった発言です。
常に十分注意をして運転しています。
こう変えるべきです。
「ここから4キロ先までは流れが悪くなっています」 ○
この2つのとんでもない仕様は、僕以外の人でも 違和感を持つようです。
緊急時の音声は具体的な命令形で構いません。例えば失速しそうに なっている航空機での「pull up」音声は有効です。しかしながら、この記事に上げた2件のようなものは、人間に 対して機械が命令することではありません。
「してください」は依頼の形をした慇懃な命令なのです。
言葉はとても重要です。各メーカーには細やかな
配慮を望みます。
音声を発する機械の仕様を決める場には必ず優れた言語センス
を持っている人間を配置してください。
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