◆ヘッドフォンの耳モデルの公開を
ヘッドフォン・メーカーが採用している標準耳モデルは メーカーごとに違っているものと思います。
耳の形は人それぞれ違います。
例えば僕は福耳(
といってもごく普通のレベルですよ)ですが、違う人もいます。
実はこの一年程の間に買ったヘッドフォン2個が
いずれも、長時間つけていると、耳たぶが痛く
なってしまうのです。
どちらも同じメーカ(A社)のものでした。
一つはノイズキャンセリングヘッドフォンで、もう一つ はかなりの高級ヘッドフォンです。
どちらもカップの中の耳の入る丸い穴が若干小さく 穴の縁が硬く作られていました。

ノイズキャンセルヘッドフォン(ANC7)の方は福耳の裏のあたり
がとても痛くなり、耳の入る穴の縁の
硬い部分にはさみで切れ目を入れ、無理やり穴を
広げました。
はさみを入れる作業は電車の中で行いました。回りの客は
不審に思ったでしょうね。
右の写真でも、切れ込みが見えます。

高級ヘッドフォン(W5000)はANC7程ひどくはないのですが、
2~30分程度で耳たぶが痛くなってきます。
このヘッドフォンの音はとても気に入っているのですが、
残念ながら短時間しか聞くことができません。
耳の形に合わないのではどうしようもありません。
最近、これらの代わりのヘッドフォンを購入しました。

SONYのノイズキャンセリングヘッドフォン(MDR-NC500D)は耳の入る穴
がかなりおおきく、耳たぶにいやな力がかかりません。

BOSEのTriPortは穴の大きさこそANC7より幅がほんの少し
大きい程度ですが、穴の縁が柔らかく、穴の中に耳たぶ
ごとすっぽりと入りかつ痛くありません。
これはW5000の代わりと言うには余りにも性格の異なる
ものなのですが、高いヘッドフォンにはもう手が
だせません。
各ヘッドフォンの穴の部分のサイズは以下のようになっています。

なぜ各社でサイズがこれほど異なるか、
おそらく、各社で用意している耳の標準モデルが異なるではないか
と想像するのです。
実をいうとかなり昔買ったA社のヘッドフォンがやはり掛け心地が悪く
殆ど使わず人に譲ってしまいました。
今回も同じ轍を踏んだと言えるのですが、A社が採用している
耳モデルが僕の耳とかけ離れているのでしょう。
ただ、A社のみが穴が小さくかつ縁が硬いということは言えると
思うのです。多分A社の耳モデルは福耳ではありません。
ヘッドフォンメーカーにはぜひホームページで「標準耳モデル」の
情報を公開してもらいたいと思います。
それだけで自分に合うかどうかを判断するのは難しいかも知れませんが、
メーカー選択の参考にはなります。
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単に耳たぶを圧迫するだけでは痛くなるとは思いません。
BOSEのQuietConfort3はカップのある形ではなく、耳に押し当てる
形なのですが、耳たぶが痛くなったりはしません。全体に力が
かかるからでしょう。
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高級ヘッドフォンにはオーダーメイドのものがあっても
いいかも知れませんね。※
フィットする形もそうですし、場合によっては耳の形を考慮して、
音を補正することにより正確な立体音の再現ができる
可能性もあると思います。
### ※ 2008/4/20
って話を友達にしたところ「靴のように、色々なサイズの
パッドが用意されていてもいいのでは」と。
確かに、そういう考えもある。EとかEEEとか、耳高なんてのも
あるかも。
### 2008/4/20
A社のノイズキャンセリングヘッドフォンは、福耳でない
友達にゆずりました。
高級ヘッドフォンの方は形が合わないようだったので、
行き先は今後。(高いので行き先はゴミ箱とはなりません)
。。。。
高級ヘッドフォンも結局友達のところへ。
豪華ケースと一緒に。。。。

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