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◆弦楽器のギャー!の物理を

バイオリンを初めて弾くと必ずと言っていいほど 悲鳴のようなギャーっといった音が出ます。

バイオリンに限らずチェロやコントラバスでも 時々このギャーっという悲鳴が出ます。

コントラバスの場合、G弦の開放音がこの悲鳴 を伴いやすく原因(メカニズム)を計りかねています。

楽器や弦のせいも大きく、いやな音の殆ど出ないものもあります。

また弓のせいもあります。

一番大きいのは演奏者の腕前だと思われます。
同じように弾いているつもりでも出る場合と出ない場合があるからです。

他の音の次に出す場合、左手の指が微妙にG弦に触れている状態で 弓でこするので高次倍音が出るということはもちろんありますが、 ここで取り上げているのは単純に開放弦を引く時の悲鳴です。

弓の圧力、弓のスピード、弓を当てる位置、弓の傾き、弓を弾く方向の 傾き、それらと弦の振動とのタイミングなどの要素が考えられます。

基本的に体に覚えさせるものであることは確かなのですが、物理的に 把握できていることは練習や指導に大いに役立つと思います。

誰かこの辺りを調べて「物理計測で示す合理的弦楽器奏法」などと いったものを書きませんか?

### おまけ
コントラバスのGの開放は悲鳴にならないまでも いやな響きを伴いがちです。
左手と右手のタイミングによっても、不快な音がでます。
注意深く、きれいな音で引いてください。
特に2番目の課題はD線とGの開放との音色をそろえることに 注意して演奏してください。
(第2課題にはチェロ版も用意しました;チェロ版ではG線の開放では なくA線の開放の練習となっています)



楽譜(pdf)

参考までに課題2の電子演奏を載せます。

 G弦開放音課題-2

練習"曲"という程のものでもないですが、適当に音を出すよりは 楽譜になっている方が練習にはなるでしょう。
### 2009/5/4 第2課題追加 ### 2009/5/9 第2課題チェロ用追加

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