◇この糸くずはなんだ?飛蚊症の糸くずのメカニズム
飛蚊症です。
青空を眺めると、細かな糸くずのようなものが複数浮いているのが
見えます。
視線を動かすとそれにともなって動きます。
飛蚊症は硝子体の中にある濁り/傷の影が見えるらしい。
でも、糸くず状に見える濁り/傷とは一体なんでしょう?
候補-1
この濁りには色々な原因があり、原因の一つに、眼球の発生時に
本来消えるべき血管が残ってしまうというのがあるということです。
血管の切れ端の影なら糸くずのように見えても不思議はありません。
ただ、それなら子供の頃からずっと見えているはずで、 歳をとってから見え出すことの説明が付きません。
候補-2
加齢により、硝子体と網膜の接触部にむらがでることも あるということです。
しかし、それでは糸くず状に見えることの説明が付きません。
以下、想像
硝子体はそもそも均一の物質で出来ている訳ではなく、
周りと屈折率の同じ繊維を含んでいるのではないか。
構造としての繊維の他、昔の血管などもある。
その繊維が例えば紫外線などで傷つくことにより、
屈折率が変わるあるいは変色してしまい、光をスムーズに通さなく
なるのではないか。
と、推測するのです。
### なお
影は眼球の動きによって網膜上の位置がかなり変わる
のでしょうか?
でなければ、多分、網膜の血管が見えないと同じ理屈
で見えなくなりますよね。
### 余談
「飛蚊症です」という表現に不自然さを感じるのはなぜ
でしょう?「花粉症です」には感じないのに。。。
「飛蚊症があります」?「飛蚊症の症状があります」?
### 2008/11/5
本日NHK「ためして合点」で飛蚊症の糸くずの仕組みを
解説していました。水晶体はコラーゲンの繊維で出来ていて
その繊維の並びが不均一になったり、一部の光の通り具合
が変わったりするということで、ほぼ、推測通りでした。
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