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◆虹と雲を見る;「3」原色の理由,なぜ「2」では駄目か

人間の目には青、緑、赤を感じる3種の視細胞があります。

なぜ3色なのでしょうか?なぜ2色でなく3色の視細胞が用意されたのでしょうか?

スペクトルを見分けるだけなら2色で十分なはずです。

青と赤の視細胞があれば、その間のスペクトルは、見分ける ことができます。
(横方向は光の波長、赤い山、青い山は視細胞の感受性を表しています。 縦棒は光とその強さです)

緑は赤と青を同じ程度刺激します。
("5"という数値自体に深い意味はありません。)

単純な色ではなく、スペクトル全体にエネルギーが 広がっている場合、即ち白い光はどうでしょう。

赤と青を同じ程度刺激するので、「緑」と区別がつきません。

実際には3色の視細胞があり、凡そ右の図のような 光感受性を持っています。
(あくまで凡そであり正確ではありません)
(赤の感受性は青の端にも現れるため、青の先が紫になります ※)

緑の場合緑のみが反応します。

黄色では赤と緑が反応します。

全体にエネルギーが広がっている場合(白の場合) 赤、緑、青の3つ全てが反応します。
単純な色や、偏りのある光とは区別が付きます。
3原色であるがため、淡い色、 ひいては白色が分かるのです。

白は単に明るいのではありません。光のエネルギーの偏りが 少ないことを感じた"色"なのです。
そして、3原色が"3"であるのは極論すれば"白色"を感じるためなのです。

(ただし、白が明るさと強く結びつく感覚であることは言うまでもありません)

三原色関連の記事を
[◇光の3原色は物理じゃない]
[◆黄色の不思議、緑の謎]
にも置いてあります。

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色温度が変わってもかなりの精度で白を感じるなど、人間の視覚は 白(色のバランス)を重視した作りになっています。
白は極めて贅沢な色なのです。

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おおざっぱな図であっても、短波長端に赤の感受性があることを 省略すべきではありません。

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スペクトル全体に均等に感受性を持つ白/黒の受光細胞との演算 で淡い色、白色を見出すことはできます。
R=GでW-R-G=Rなら"白"です。
でも、そういう風にして色を"感じる"ことはないと思います。電子回路ならともかく。

### 2008/11/15
「白は色です;3原色だから白がある」というタイトルを 「白を見る;「3」原色の理由」に変更

### 2009/2/20
「白を見る;「3」原色の理由」というタイトルを 「白を見る;「3」原色の理由,なぜ「2」では駄目か」に変更

### 2009/5/29 「虹と雲を見る」にタイトル変更
「白を見る」を言い換えると原色と原色の間のスペクトル色と、 白(例えば雲)を見分けるということです。
例えば2原色では原色間のスペクトル色と、白(雲など)が区別 付きません。
「白を見る」とは別の言い方をすると「虹と雲を見る」と言っても 構いません。
う~ん。"白を見る"より正確でかつかっこいいかも。 。。。 え~い!タイトル変更

### 2009/5/31 しまった!!タイトル変えるんじゃなかった
タイトルを「白を見る」から「虹と雲を見る」という若干おとなし めに変えた翌々日、やっぱり3色で得られたのは「白」だと 確信する論文を雑誌「サイエンス」に見つけました。
論文の中では「白」について全く述べていませんが、間違いない と思います。
これに関して。 ◇3色型色覚で得たものは「白」 に書きました。
なにが悔しいかといって、「サイエンス」はタイトル変更の前日に 買ったまま読んでいなかったんです。買って直ぐ読んでいれば タイトル変更はしなかっただろうに。
この記事のタイトルが「白を見る」で、新しい記事の タイトルを「やっぱり白を見る」という形にしたかった。
でも、また元に戻すというのもなあ。。

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