◇shoot the ガラス;Die Hardの聞き取り
映画「Die Hard」は最初米国版のLDで見ました。劇場で 見るより先です。字幕は付いていません。
字幕無しで見ると、映画の内容とは別に言葉に注意がいってしまいます。
shoot the がラス!
はだしのマクレーンがコンピュータ室に逃げ込み、 追ってきたテロリストのリーダー、ハンスが 手下に「ガラスを撃て」と命じるのですが、 まず、ドイツ語?で命じた後、英語で- shoot the glass
この時「glass」の発音が
- "が"ラス
"ガ"が母音"あ"を伴っている。
日本語の"が"の発音に引き込まれているだけではないと 思います。普通のglassは日本語的に聞いても「グラース」と はなっても「ガラス」とはなりません。
ドイツ語だと"galass"とかなるのかなと思ったのですが そうでもないようです。
(ずっと不思議に思っていたのですが今BDを見直すと 「グラース」のようにも聞こえてきました。LD/DVDと 音が違う?)
わっぎじゃーいでぃあ
聞き取り難い英文も英語の字幕があると聞き取れた ように思えます。が、文字を見てもどうしても聞き取れない場合もあります。※
冒頭のシーン。飛行機の中で、「You don't like flying. do you?」 と聞かれたマクレーンが
- What gives you that idea?
米国人だと本当に聞き取れるんですかね。
それとも黒澤の映画の日本語が日本人にも聞き取りづらいように
この英語も米国人にも聞き取りづらいってことはないんでしょうか?※※
ビル・クレイ
発音の話ではないですが、 今だに気になっているのが、マクレーンがハンスと最初に 会った場面で、マクレーンがハンスに名前を聞くところ です。
ハンスは「クレイ。。。ビル・クレイ」と答えます。
マクレーンからしか見えない位置に社員の名前の案内表
(floor directory)があります。
一瞬しか映りませんが表には「CLAY WM」とあります。
この場面で、僕は名表に無い名前を言ったので、マクレーン
はこの男がテロリストの一人だと確信したのだと思いました。
が、後で字幕付きを見ると、「CLAY WM」という名前に 「ビル・クレイ」という訳をつけている。
当初、これは気を利かせすぎて間違いを引き起こした 翻訳の典型だと思いました。※※※
でも、ビル(Bill)はウィリアム(William)の愛称だと
いうのを思い出しました。良く見ると「CLAY "WM"」で
WMはおそらくWilliamの事でしょう。
翻訳は正しく、ハンスはちゃんとした社員の名前を名乗ったのです。
さて、これは一体何を意味していたのでしょう?
- ハンスが会社を調べつくしていて、社員の名前をちゃんと把握していた?
- マクレーンは、男が社員じゃないことは分かっていて、 男がちゃんと社員の名前を名乗ったことにより、 全てを把握しているリーダー格であると判断した?
BDのコメンタリーを期待したのですが、 案内表が一瞬しか映らないこと以外 語られませんでした。※※※※
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映画「2001年宇宙の旅」は比較的聞き取りやすい
ものに属すと思うのですが、一箇所、どうしても聞き取れ
ないのが
- general emotion
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黒澤映画に日本語字幕をつけてBDに。
どの場面だったか忘れましたが米国クライテリオン版の英語字幕
入りの「7人の侍」で日本語で何と言っているのかやっと分かった
ところがあったような記憶が。。
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映画「2001年宇宙の旅」で"our rocket bus"を
"ソ連のロケットバス"と訳したり、
"grip shose"を"磁力靴"と訳したりです。
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本編と違いメイキングやオーディオコメンタリーは
字幕が無いと全く理解できないですね。
練られた文でなく、かつ役者の発音と違い聞き取りづらい
ことなども要素でしょうが、一番は内容を推測できない
ことによるんじゃないかと思います。
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実はこの記事は日本語の発音への「引き込み」が
テーマだったのですが、まとまらなかったので、
ついでにビルクレイ疑問も載せ、
[雑]としました。
DieHardでの言葉(文)関しては他にも疑問が
幾つかあるのですが、、、、いずれ。
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