◇イカ足タコ足;イカ,タコ,貝の発生学Q&Q
寿司ネタでタコといえば当然足です。
これに対しイカは胴。
イカの足(ゲソ)も食さないことはないのですが タコの足に比べ貧相であることは否めません。
極めて似通っていると思われるタコの足とイカの 足でなぜそんなに異なるのでしょうか?
イカの足とタコの足はそもそも器官として の細胞の由来が異なるのではないかと思っています。
足を作る遺伝子はイカもタコもほぼ同じで、それの作用する位置が異なっている のではと思うのです。
これは [◆タコは巻貝、イカは二枚貝?イカ、タコ、貝の進化系図]に関連するのですが、
- タコ足は巻貝の蓋を保持する筋肉
- イカ足は二枚貝のビラビラした紐のような部分
イカが8本+2本、タコが8本という数の差は、作用した 部位の微小構造(肉質)の違いによって現れるのではないかと考えて います。
もちろんイカ、タコとも足としての器官が確定し、そこに作用する「肉質」遺伝子 が異なるということも考えられますが、違うように思います。
受精卵からの細胞の発生過程をトレースすれば確認可能な事象です。
イカ、タコ、巻貝、二枚貝を発生学的に研究したものを見たことがありません。
ぜひ世の中に出してください。
なお、イカ足、タコ足は相似遺伝子を異なる部位に作用させたものである
という根拠ですが、
特にはっきりしたものはありません。
直感です。
いえ。食感です。
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やっぱりこの記事の分類はグルメが適当?
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イカタコ足遺伝子を貝に作用させてイカタコ風の足を出させることは
できそうに思います。(そもそも、貝にはイカタコ足遺伝子が眠って
いるのではなどと妄想します)
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発生途中で遺伝子の作用に影響を与えることにより色々調べられそう
にも思いますが。。。不気味な化け物を作るのも困るので提案しません。
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