◇ネズミはチューと鳴くか
ネズミといえばチューと鳴くことになっていますが 実のところ「チュー」と鳴くのを聞いたことがありません。
映画などでネズミが出る場面で聞こえるのは、頭数が 多いこともあるでしょうが、「キーキー」 あるいは「チーチー」といった感じでなかなか「チュー」 とは聞くことができません。
イエネズミは「チュー」だけどドブネズミは違うといった ことがあるのでしょうか?
あるいは聞きなれていないので、なかなか「聞き做し(ききなし)」が できないのでしょうか?
でも、キツネの「コン」も実際に聞くことは殆どありませんが、 TVなどで聞くと「確かにワンでもキャンでもなくコンだな」という感じ がします。
イヌの「ワン」、ニワトリの「コケコッコー」などはかなり良く 音を拾っているように思えます。
こういう聞き做しは言語の特性と文化的なものが大きく国毎に
かなり異なったものになります。
僕は日本人であり、日本語での聞き做しが他にくらべ自然である
ように感じるのですが、
どうもネズミの「チュー」には違和感を持ってしまうのです。
本当に皆、ネズミの声を「チュー」と聞いているんでしょうかね。 そもそも、ネズミの声など、殆どの人は聞いたことが無いのかも。
### ツクイヨー
うまい!と思った聞き做しが一つ。
もう、随分昔のことなのですが、大学の友達が、ツクツクボーシの
鳴き声を「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、ツクイヨー、ツクイヨー、
イー」と表しました。
この「ツクイヨー、イー」は実に見事だと思うのです。
皆さん是非今年の夏、確かめてください。、
### バウワウ
英語のイヌの鳴き声 bawwow は現在の日本人の感覚では
随分変ですよね。(日本でも昔は"ビョウ"だったということで、
昔の感覚なら変ではないかも知れませんが)
bはないでしょう、bは、と思ってしまいます。
WilliamがBillになるのも同じ聞き取り方をする
からなんでしょうかね。
### ホー、ホケキョ
本当は「法、法華経(ホー、ホケキョ)」のように実際の言葉に近い形で音を拾うのを
聞き做しと呼ぶべきではあるとも思いますが、、、拡大しました。
ちなみに、擬音語と擬態語を十把一絡げにしてオノマトペ(onomatopee)
と呼びます。ただ、今回取り上げたものを"語"と呼んでいいのか
少し疑問があります。
### オアイウ
日本人は日本語の音の体系の範囲で別の音を表します。
時々、喋るイヌというのがTVに登場して飼い主が「おはよう」
というと「オアイウ」みたいな声で答え、
それが「おはよう」に聞こえるのは飼い主だけなのですが、でもあれは
イヌなりに音を"イヌの声の範囲で"まねているのではないか
と思うのですが、どうでしょう。
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