◇「プライド」を捨て「群れ」へ
なんで?
言葉の無駄遣いだと思いませんか?
なんらかの特徴をとらえて「プライド」と名づけてあって、 別の動物に対しても用いられるのであれば問題ありません。
プライドは違いますよね。
あくまで「ライオンの群れ」のことです。
オットセイの「ハーレム」などとは言葉の使われ方
が全く異なります。「ハーレム」はオットセイ以外
にも用います。
もちろんライオンの群れはライオンの群れとして
他の群れとは異なる性質をもちます。
でも、それを言うと他の群れは他の群れの性質を
持つので全ての生物の群れにそれぞれ固有の名前
を付けるかということになります。
「プライド」と「ライオンの群れ」が単純置き換え 可能であれば、あえて「プライド」などという言葉 を用いる必要は全くありません。
おそらく、学術的意味合いは全くなく、ライオンの
研究者の間での隠語に過ぎなかったものを、TV番組
が"ありがたく"取り扱ってしまい、定着しそうに
なってしまっているのではないかと想像しています。
研究者が自分の研究対象に自分たちの間で通じる特別な言葉を
付けることは問題ないし、納得できることです。
TVでは十分な検証をしないまま「プライド」という言葉 を使うのをやめ「ライオンの群れ」と呼びましょう。
### 2010/3/29
最近見た何本かのTV番組では「プライド」という言葉は使ってませんでした。
一時的流行だったのですかね?
スクールと呼ばれるメダカの群れ、パックと呼ばれるガチョウの群れ、
ファイトと呼ばれるサルの群れ、ガバチョと呼ばれるゾウの群れと
広がっていかずに良かった良かった。
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