« ◆黄色の不思議、緑の謎 | トップページ | ◇「プライド」を捨て「群れ」へ »

◆合理的ポジション名を;Bass教則

教則というのは長い歴史の中で固定化されます。

もちろん、知恵が詰まったものとなるのですが、 中には、合理性を欠いた習慣が引き継がれるもの もあります。

コントラバスの話です。

教則本で用いられているポジション名

コントラバスの左手のポジションは、1、2、3 といった番号が振られています。

ただこの番号は均等に振られる訳ではなく、C調(調号なし) のシ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラを基本にして 振られます。
A(ラ)の弦(図では上から3本目)を人差し指 で押さえる、あるいはG(ソ)の弦(図では 一番上)を小指で押さえることが基本となっています。

確かに番号が振られるポジションは良く使われる ポジションではあるのですが、番号-数との対応 は非常に理解しがたいものになっています。
例えば、高いF(ファ)を押さえるポジションは 第5ポジションなのですが、5とF(ファ)の 結びつきは直感することはできません。

数値が単に名前として用いられ、数としての 性質を完全に無視したものとなっています。

番号付きのポジションの間は「第3と第4の 中間ポジション」といった名前としての直接性 を持たない表現がなされます。

ポジション名を使うのは単純練習の時に限られます。
それは、役に立たない、非合理的な名前を付けている からです。

あるべきポジション名

ポジション名は、半音ごとに番号を繰り上げながら 付けていくべきです。

C調(調号なし)のポジションは1、2、3ではなく 2、3、5となります。
この2ポジションは開放から半音2つ分あることが分かり、 2ポジション と3ポジションの間は半音1個であることが分かります。
開放からオクターブ上のポジションは12ポジションです。これも 数値として納得できるものです。

鍵盤楽器と異なり弦楽器は音程の間隔が直接的に距離に対応 します。半音ごとにポジション名をつけることはこの対応に 直結し、習得を容易にします。

「~と~の中間ポジション」などはありません。

さらに誤解を無くすためには、少し冗長ではありますが、 1-3ポジション、2-4ポジション、3-5ポジションなどと 低い位置と高い位置を示す方が良いかもしれません。

### 2008/3/23 指番号

教則本の指番号も不合理です。
コントラバスは親指も用いますので親指を1として 名づけるべきです。医学やピアノでの指指定と同じです。 0は開放。

|

« ◆黄色の不思議、緑の謎 | トップページ | ◇「プライド」を捨て「群れ」へ »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ◆合理的ポジション名を;Bass教則:

« ◆黄色の不思議、緑の謎 | トップページ | ◇「プライド」を捨て「群れ」へ »