◆ステーション5建造(10);2001年宇宙の旅
space-station-5建造(10):オリオン号作成
映画「2001年宇宙の旅」の"宇宙ステーション5"をCGで作っていきます。
ここでは、低解像度用のオリオン号を作成します。
(1)リング |
(2)糸巻き |
(3)スポーク |
(4)ドック |
(5)骨材 |
(6)バランス |
(7)動画 |
(8)底面 |
(9)連結部 |
(10)orion |
終了 |
オリオン号は閉じた図形の回転体、掃引体の組み合わせを作り、そこ
から窓やエンジン穴などをブーリアン演算で切り取る
ことで作成します。
ここではアップでの利用は考えないこととし、細かな
造作は行いません。
[◆2001年宇宙の旅;ステーション5のCG動画] にもこのオリオン号が使われています。
先ず、胴体を作成します。
胴体は上部と下部を別に作成します。
胴体上部は閉じた図形の回転体を作り、自由曲面に変換後、
[move->数値入力]
で、上下を若干潰します。
自由曲面を直接操作しないのは、中心部に出る不整合を嫌った
ためです。
下部は上部を複製し、さらに潰します。
下図左が上部のオブジェクト、右が下部のオブジェクトです。
同じ場所に置かれています。上部の下半分は後でブーリアン
演算で切り取られ、下半面は下部オブジェクトが表面に
でます。
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閉じた図形を掃引し翼の片側を作ります。そのリンクを取り
鏡像を作成し、両翼とします。
エンジンは閉じた図形の回転体で作成し、胴体後部に
ななめに置きます。エンジンの穴は後でブーリアン演算
で切り取ります。
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胴体、翼、エンジンは次のようになります。

切り取り用のオブジェクトを作ります。
- 胴体上部オブジェクトの下半分
- 胴体の先頭
- 操縦席の前面
- 胴体左右にある客席の窓領域
- エンジンの穴(左右)

胴体と翼にテキスチャマッピングを施します。
下図、左は胴体、右は翼のテキスチャです。
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レンダリングすると次のようになります。

これをステーション5のシーンに取り込み冒頭の絵となります。
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