◆ステーション5建造(8);2001年宇宙の旅CG再現
space-station-5建造(8):ドック周辺,軸部の調整
映画「2001年宇宙の旅」の"宇宙ステーション5"をCGで作っていきます。
ここでは、ドック周辺および軸部の調整を行います。
(1)リング |
(2)糸巻き |
(3)スポーク |
(4)ドック |
(5)骨材 |
(6)バランス |
(7)動画 |
(8)底面 |
(9)連結部 |
(10)orion |
終了 |
ドック内照明
ドック内の照明を修正します。
ドック内には強い照明を4個入れてありましたが、正面から見ると完全に
飛んでしまいますので、これを弱わめます。ただ単純に弱めるとドック内
全体に明かりが行き渡らないので数を増やしました。また明かりが広く
届くように減衰率を2次ではなく1次にします。
左が元の照明、右が修正したものです。
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バンプマップ用円形追加
糸巻きオブジェクト底辺に直接マップを施す場合、くびれ部に影響を
与えない形にはできませんので、底辺部に円を貼り付け、この
円にラッピング・マップを施します。円は本の少しだけ底辺の
外側に配置します。
作成した円を単純に置いただけでは、糸巻き部が皮だけになってしまい
ました(左図:くびれ部から反対側のドックの赤い光が見えています。
糸巻き部に突き出したスポークも見えます)。
ブーリアン演算"\"を付けて円と糸巻きを一図形に
連結すると解決しました(右図)。
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バンプ位置確認と、ドックの形の微調整
左は位置確認用マップデータ、右は貼り付け結果です。
ドックの口は少し大きくし、角を丸めました(半径30:単位不明)。
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ドック口の広がり部作成
口の広がりの部分はバンプ・マップでは無理なので、
次の形状を作り糸巻き部を切り取ります。
- ドック切り取り部の図形の複製をとり
- 掃引長さを短くし
- 自由曲面に変換し
- 外側になる部分を広げ
- 中央部にコントロールポイントを追加し少しでっぱりを作る
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バンプ・マッピング
バンプ用のデータを作り、バンプマップします。
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テキスチャ・マッピング
テキスチャ・マップ用のデータを作りマップします。
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スポークの位置とサイズ修正
スポークの位置はもう少し高そうなので移動します。
スポークをもう少し細くします。
左が修正前、右が修正後です。
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軸のマップ
軸のマップを修正します。
元のバンプマップは300×300だったのですが、1500×1500にします。
テキスチャマップも1500×1500で作ります。
テキスチャマップは100×100でパネルパターンを作りほぼ全面に貼り付けます。
左がパネルパターン、右がテキスチャマップです。
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残念ながらバンプマップは凸凹具合が小さくなってしまいました。
スポークとスポークの間の軸上の細かな造作はバンプでなく、立体 として作りこむ必要がありそうです。
軸の部分のアップをシーン5の画像で示します。左がこのマップの前。 右がこのマップを行った後です。(マップ前の絵にある小さな傷 はドック内壁が突き出してしまったものです)
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補足
100×100のパネルパターンは次のように作成しました。(Illustratorです)
まず、10×10ピクセルの四角を作りそれを[オブジェクト]->[移動]
->[コピー]で10px隣に複製し、コントロールDを8回繰り返し1列を作ります。
次にその一列を同様に縦に複製します。
この10個×10個の四角のうち幾つかを適当に選択し、RGB値
で色合いを指定します。RGB同じで230~255までの値としました。
それをまとめてシンボル登録します。
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