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◇ヨン、ナナのすすめ;日本語のあるべき姿

数の数え方も「国語審議会」などで定められているのでしょうか?

問題にしたいのは、一桁の4と7です。

数字の読み方には2つの系統があります。
漢字音系と大和言葉系です。
  • (漢字音系)イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、キュウ、ジュウ
  • (大和言葉系)ヒ、フ、ミ、ヨ、イツ、ム、ナナ、ヤ、ココノ、トオ
漢字音系は残念ながら日本語の発音との相性が今一つ良くなく、"ニ"と"シ"、"イチ"と"シチ" など区別が難しいものがあります。
その点大和言葉系は、当たり前ですが、日本語の発音に適した優れたものと なっています。

この漢字音系2と4、1と7の区別の難しさは特に喧伝される ことは無くても、現実的には大きな問題だったと思われます。
シ、シチという発音そのものも分かりづらいものでした。
そのため、いつしか

  • 400は「シヒャク」ではなく「ヨンヒャク」
  • 700は「シチヒャク」ではなく「ナナヒャク」
と発音されるようになりました。
二桁のものもほぼ「ヨン」「ナナ」を使います。
「47」を「シジュウシチ」と発音するのも昔ならではであって、 今素直に読むと「ヨンジュウナナ」でしょう。

さて、一桁の場合はどうでしょう。
「シ」「ヨン」「シチ」「ナナ」が混在しています。

ただ、1個だけでなくかつ昇順でなく発音する場合、「ヨン」「ナナ」 を使うのではないでしょうか?
1-4-7を「イチ、シ、シチ」とはまず言わないでしょう。

単位が付く場合も「シ」、「シチ」を使うことはありません。

  • 「リンゴがシ個ある」とは言わず「リンゴがヨン個」
です。

現代日本語において数の数え方において「シ」および「シチ」は極めて無理のある 言い方だといって間違いありません。

つまり

  • イチ、ニ、サン、ヨン、ゴ、ロク、ナナ、ハチ、キュウ、ジュウ
こそ、あるべき姿なのです。
漢字系読み方においても「ヨン」「ナナ」を"正しい"日本語とし、 「シ」「シチ」は歴史的表現とすべきです。

小学校では数え方としては「ヨン」「ナナ」を教えましょう。

もちろん、名前や歴史的に定着しているものは別です。名前は歴史です。
「四十七士」は「シジュウシチシ」だし、「4月」は「シガツ」、「7月」は「シチガツ」 「四国」は「シコク」です。それらは重要な「歴史」です。

つまり、

  • 昔は「シ」と数えていました。今でも「四季(シキ)」「四月(シガツ)」「四国(シコク)」 など、多くの言葉にその名残があります。
という事です。

### 余談
「ク」か「キュウ」かというのも有りますが、「クヒャク」とは言いませんので 「キュウ」でしょう。

### 余談

小学校の一番最初の授業のことです。
後ろに親たちが並んだ授業参観の形です。

先生は生徒一人一人順番に1から10まで数えさせました。
呼ばれると立って、
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
と言って、座ります。

僕の前の友達が
「いち、に、さん、よん、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
と数えると、先生は
「"よん"は間違いで正しくは"しい"です」
と訂正しました。

でも僕はこのとき、その友達を「こいつ賢い」と思いました。
"し"というより分かりやすいではないですか。

で、次の僕は一応、
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
と答えた上で、

「でも"よん"とか"なな"の方が分かりやすくていい。
"しちひゃく"とは言わないでしょう。
 "いち、に、さん"と"ひー、ふー、みー"のならびで・・・」
と発言し始めたところ、あっさり
「はいはい、、次のxxさん」
と無視されてしまいました。

しつこく食い下がろうとも思ったのですが、「生徒順番に 簡単なことを言わせるだけの場」な ので、そのまま座りました。

でも、やっぱり、「ちゃんと議論するべきだった、ここで曲げては いけない」ともう一度発言しようと思ったのですが、やめました。
すごく悔やみました。
間違うことはなんでもありませんが、議論の場で言うべきことを言わないと いうのは余りにも情け無い、 恥ずべき行為でした。

なんでも無いことのように思うかも知れませんが、僕にとって、 これはとても大きなことでした。
それ以来
「よんひゃく」「ななひゃく」
と言うのを聞くたびに、「しひゃく、しちひゃくとは言わない だろう!空気に負けて自分を曲げてしまった」と悔しさ、 情け無さがよみがえってきます。
今でもです。

もっとも、それ以降は、自分を曲げに曲げていますけどね。

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