◆ステーション5建造(1);2001年宇宙の旅CG再現
space-station-5建造(1):リング部建造
映画「2001年宇宙の旅」の"宇宙ステーション5"をCGで作っていきます。
先ずは窓明かりの散りばめられたリング部を作成します。
建造は以下のように進みます。
(1)リング |
(2)糸巻き |
(3)スポーク |
(4)ドック |
(5)骨材 |
(6)バランス |
(7)動画 |
(8)底面 |
(9)連結部 |
(10)orion |
終了 |
使用ソフトはShade-9 standardです。
ステーション5の難しさ
ディスカバリー号は、照明が完全に白とびする部分と陰の部分となるように 設計されているため、細かな作りこみをせずとも割とリアルに表現できました。
ところがステーション5は光の当たる面が大きいため 最終的にかなり表面の作りこみが必要となりそうです。
また、基本構造が複雑である上、「建築途中の骨材部」や「沢山ある窓の明かり」 をどう作るかなども大変そうです。
輪の基本の作成
先ずは、輪の部分の基本を作成します。
輪の直径は300ヤード、居住部の高さは30ヤードとします。(40ヤードと書いてある
説明書もありましたが、ちょっと見は1/10程度なので30としました)
輪は居住区の閉じた図形を回転掃引で作成します。
窓は溝に板をはめ、効果設定の発光をもちいます。
正面図150ヤード地点に長方形を作成し、コントロールポイントの作成、その移動、
アンスムーズにより次のような形にします。
これを原点を中心とした「回転体」で回転体にします。
照明とレンダリング
標準の照明では、下図左のようにしかなりませんので、下図右のような照明 を施します。
太陽光は、ほんの少しだけ青みをつけています。
補助光(地球の光)は太陽光より青みを強めています。
レンダリングすると次のようになります。
窓の作成
窓は溝に両面に出る形の板をはめ、これを発光させます。
これを溝方向に4個セット、2個セットにし、それらを回転コピーで適当な間隔で円形に並べます。
窓も含めたレンダリング
レンダリングすると次のようになります。
星、地球を合成すると冒頭の絵となります。
星は「ステラナビゲーター」で作成しました。
地球はAdobe Stock Photosの無料の小型画像です。
星と地球の合成はPhotoshopで行っています。
CGと背景の合成はShadeの合成機能を使用しました。
### 更新(2008/4/30)
動画の記事へのリンク記述を少し変更
### 更新(2008/5/1)
ナビゲーションの説明追加
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