◆ステーション5建造(4);2001年宇宙の旅CG再現
space-station-5建造(4):ドック部の作成
映画「2001年宇宙の旅」の"宇宙ステーション5"をCGで作っていきます。
ここでは、ドック部の作成と、側面のディテール貼り付けを行います。
(1)リング |
(2)糸巻き |
(3)スポーク |
(4)ドック |
(5)骨材 |
(6)バランス |
(7)動画 |
(8)底面 |
(9)連結部 |
(10)orion |
終了 |
ドックを作る
宇宙船の乗り入れするドックは、ブーリアン演算でくりぬき作成します。
まずドックの口の形の閉じた図形を作り、それを掃引して、くりぬき形を
作成。名前に"*"をつけ、くりぬききを指示します。

くりぬいた結果は次のようになります。

さらに、ブーリアン演算の「表面材質の置き換え」で天井照明を作成します。

右のように天井に発光する部分が作成できました。

ドックの奥に青めの光を放つ点光源を4つおき、右のような絵を得ました。
リング側面のマップ
リング部側面は円柱マッピングを行いますが、このマッピングは、今回のような
柱としての長さが極端に短いものにマップするには工夫が必要となります。
まず、マップの位置合わせを行います。
リング部側面の位置合わせのための、試験マップデータを用意しました。
サイズは0.01(最小)にします。
マップ時の縦方向の反復数を変え、適切な位置を調べます。
下右が試験用マップデータで、他の3つの絵はそれぞれ反復数を変えて
マップしたものです。
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この結果、反復数31を採用し、このマップデータの位置を参考に実際のマップデータを 作成しました。マップデータとバンプマップの結果です。横の繰り返しは10にしました。
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テキスチャマッピングは施していません。
軸の側面のマッピング
軸のマッピングの前に、軸が若干長すぎるように見えるので5ヤード縮めました。
今回軸の糸巻き形は中心が座標(0,0,0)にないため、マップデータとの
すり合わせが必要でした。
(Shadeにはローカル座標機能があるにはあるのですが、、絵を出して位置を確
認することにしました。また、操作による位置合わせ機能もあるにはあるの
ですが、、、、、、使いませんでした)
横方向の反復は2、縦方向は5で次のようになります。


バンプマップでは難しい糸巻き部の細かい構造を次のように作りました。
その上で下右のバンプを与えます。テキスチャは与えていません。
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糸巻き部は右のようになります。

全体像は右のようになります。
これに星と地球を合成すると冒頭の絵になります。
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