◆2001年宇宙の旅;ステレオ!ディスカバリー号
映画「2001年宇宙の旅」のディスカバリー号の CGモデルを作成し 平行法によるステレオ図にしました。
これらの写真の拡大版(480×230,1280×600)を◆2001年宇宙の旅;CGギャラリーに置きました。(2008/11/20)
平行法によるステレオ図
2枚の写真の右を右目で、左を左目で見ると立体像が見られます。
ぼんやりと遠くを眺めるつもりで写真を見ると、像が4つ見えてきます。
真ん中の2つが一つに重なると立体像となります。
2つが重なっても、焦点が直ぐには合わないかもしれませんが、そのまま
しばらく見ていると焦点も合って、くっきりとした立体像が見られるはずです。
### 余談
ステレオ図は説明図として優れています。
例えば分子構造や、生物の形など、平面図では把握するのが
難しいものは多く、これらは出来るだけステレオ図で表される
べきです。
しかし、ステレオ図は平面図と異なり、実距離感、実サイズ感を持ちます。
説明図では問題になりませんが、ドラマ/映画などでは、これは大きな
問題となります。目の前で小さな人間が演技をしたり、あるいは
巨大な顔が浮かんだりするのではドラマは成り立ちません。
距離感、サイズ感を正確に保つと表現の幅が狭まります。
心配しているのは、この重要な「立体表示」が、あまり
効果を持たない応用に用いられ、結果、否定されてしまう
のではないかということです。
### 余談の余談:ゾウリムシ
子供の頃からの疑問が最近解決しました。ゾウリムシの形です。
思った通り「ゾウリ」形ではなく「俵」形でした。
ぜひステレオ図で明示してもらいたいなあと思っています。
### ところで、目に害は無いか?
平行法での立体視は、本来遠くを眺める視線で、
焦点を近くに合わせるという、若干不自然なもの
です。
近視を助長する心配はないのでしょうか?
もしなんら問題がないなら、小学校の理科で
平行法による立体視を学ばせて、教科書に
ステレオ図を載せましょう。
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