◆音声メトロノーム
電子メトロノームのピッピッという音はあまり得意ではありません。
高低強弱は付いていても拍子がずれてしまった時に判断ができなくなること
があります。
人間がトレーナとなる場合、声でカウントし、かつコツコツと何かを叩くでしょう。
今の技術なら、メトロノームでカウントの声と打音を出すのは簡単なので
はないでしょうか。
「いち、にい、さん、しい」「one、two、three、four」あるいは
「あん、どう、とぅろあ」などの声とクローズド・リムショットなどを混
ぜたものです。
ゆっくりとした2拍子などは「いちとお、にいとお、いちとお、にいとお。。」
などが出来るとさらに助かります。
仮に、声が難しい場合でも、ピッピッではなく、スネア、リム、シンバルなど
の音で例えば、4拍子を
「ダン、カッ、カッ、シャー」
などと出せばピッピッより分かりやすいし、合わせやすいと思います。
簡単だと思うので是非作って欲しいんですけどねえ。
(2008/2/27:打音によるPCMメトロノームを見つけました。関連記事は [♪アインザッツ・メトロノーム]に)
2008/10/27:打音によるメトロノームを作成してみました。
▼柔らかメトロノーム
単に音だけでなく、メトロノームのゆれに工夫もしてあります。
=== DSメトロノーム ===
(本記事は2007/11/8に投稿しました。その後「DSメトロノーム」という 製品が発表/発売されましたが、本記事とは関連ありません。)
冒頭の写真は「ニンテンドーDS-Lite」に仮のメトロノーム画面を嵌め込んだもの。
上の画面が指揮に見立てた動きをし、下の画面でテンポや拍を指定する
形となっています。
DS用の「音声メトロノーム」ソフトなら、すばやく出せるのでは
ないでしょうか。
操作しやすいものになると思います。
例えば、テンポを変えたり、拍子を
変えたりするのにいちいちボタンでモードを変えることなく、直接
それぞれの値を変更できる、など。
もちろん売り場はゲーム売り場ではなく楽器売り場。
単純なメトロノームに徹し、ゲームモードなどはない。
音声のパターン(日本語、英語、打楽器のみなど)の選択はできるが
パターンの作成はできない。
あくまでメトロノームでありリズムマシンではないので、プログラム
はできない。
つまり「色々凝らずに直ぐ出してください」ということです。
=== とはいえ(蛇足)
とはいえ、色んなことが簡単にできそうだから、メトロノーム機能を
超えない範囲で
* パターン作成
や、
* 4拍子が24小節つづき、3拍子が8小節。。。
といった簡単なプログラム程度は
できても良いかも知れないと思わなくもない。
。。。できなくても良い。
ところでDSってしゃべらせることできるよね。
できなければ、ダン、カッ、カッ、シャーでいい。
=== 音声機器で絶対に行ってはならないこと ===
音声を出す機器の開発には、無情報のしゃべりを入れてしまう落とし穴がある。
これは最も危険なことで、機器を鬱陶しいゴミにしてしまう。
音声メトロノームでも絶対に
「さあ、練習を始めましょう」
などといった、無情報の言葉は絶対にしゃべらせてはならない。(画面に出るのは許すが)
ついつい色々しゃべらせたくなる気持ちは分かる。だが、そこをぐっと抑えて
欲しい。
音声は極めて重要で強力なインターフェースである。機械には必要最小限の事のみ
しゃべらせること。
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