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◆2001年宇宙の旅-シネラマ版編集の違い

2001: a space odyssey;CG discovery and jupiter

映画「2001年宇宙の旅」が、 テアトル東京などでシネラマ上映されたことを知っている 人は多いと思います。

かつて、このテアトル東京で「2001年宇宙の旅」のリバイバル 上映が行われた時は、通いつめ、繰り返し見ました。

この時上映されたシネラマ版は通常の70mm版と編集の異なる点が あります。
最も大きな違いは
  • メモリ室にフロイド博士のメッセージが流れる時、船内の 他のモニタにも同じメッセージが流れるカットがある
ことです。

次のようなイメージです。(合成)

最初に見た70mm版ではこのカットが無いため、「なぜ、見計らった ようにボーマンのいるメモリ室にメッセージが流れるんだろう?」 と少し疑問に感じていました。多分他の所にも流れて いるんだろとは思ったのですが、 モヤモヤが残りました。
シネラマ版でこのカットを見たとき、やっとすっきりしました。

残念なことに、現在上映される、あるいはビデオ化された版には このカットはありません。

なぜ、このカットを削除したのでしょう?
鬱陶しい説明に過ぎないから?
特に長くなる訳でもなく、リズムを崩す訳でもないので 残しておいて欲しかったと思っています。

「2001年宇宙の旅」はDVDで随分沢山のバージョンが 発売されました。
ぜひこのシネラマ編集版DVD/BDを出してもらいたいものです。
マニアが飛びつくことは間違いありません。

### 余談(蛇足)

これは、記憶違いの可能性が高いのですが、次のような 画面があったように思います。
搭乗員が遠心室内を走るシーン、画面は横向き。70mm版では 動く人間を追ってカメラが左右に振られるのですが、シネラマ 版では固定。なにしろ横に広いシネラマなのでカメラを振る 必要がない。というよりカメラを振ると客が酔ってしまいます。

シネラマ版DVD/BDが出ればこの辺もすっきりすると期待しています。

### 更新(11/26)
絵が無いのは寂しいので、先頭にCGによる ディスカバリー号を追加

### 更新(2008/4/29)
フロイド博士のメッセージが船内に流れるイメージの キャプチャ合成画面を 載せました。(ただし、削除する可能性があります)

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